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映画「Girl」を観る [映画(か行)]

予告編を観て気になっていた作品です。


GIrl.jpg


あらすじはYahoo!映画さんより。

15歳のトランスジェンダー、ララ(ヴィクトール・ポルスター)は
娘の夢を応援する父(アリエ・ワルトアルテ)に支えられ、
バレリーナを目指して難関のバレエ学校への編入を果たす。
それと同時にララが待ち望んでいたホルモン療法も始まるが、
効果はなかなか現れなかった。
それでも夢のためにバレエに没頭し、
そのかいもあって先生の目も少しずつララに向けられるようになる。



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私は自分の人生と真面目に向き合って
 真面目に考えたことがあっただろうか。


そんな気持ちで見終わりました。

実在するダンサーを元に製作された作品だそうで、
(Nora Monsecourさんのインスタグラム:https://www.instagram.com/monsnora/ )
実際は、双子の兄弟(映画は年の離れた弟)で、性同一性障害を理解する両親、
バレエ学校に入学するころ、大きく報じられたことからルーカス・ドン監督が
映画化で本人のノラさんにコンタクトを取りノラさんも脚本に参加されたとか。

ララを演じていたのは、ヴィクトール・ポルスターさんという
シスジェンダー(心と体の性が一致している人)で、
トランスジェンダーのララを演じることで批判もあったそうですが、
見ていてその美しさ、繊細さ、踊りと私は違和感なく見られました。
(個人的には好演で、キャスティングは正解だと思います)

体と心のギャップに悩み、自分を押し殺してダンサーになろうとする姿、
ホルモン治療が思っていたように進まず、厳しい訓練の中、自分の体が
どんどん成長していき足を痛めていく。。
おまけに学校の同級生たちの詮索がエスカレートしていく中でも、
ララが何を聞かれても大丈夫と答える姿に切ない気持ちになりました。

冒頭で耳たぶを氷で冷やしてピアスを開ける場面があるのですが、
それが最後の衝撃的な場面の伏線になっているのですが、
(ここは実際とは違う演出と知り鑑賞後調べてホッとしました)
最後にララが見せる笑顔、体と心が一致した喜びが映し出られて
映画の中のララも、モデルになったノラも苦悩から解き放ったれて
幸せになってほしいと心から思った「Girl」でありました。



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