SSブログ

映画「バッドジーニアス」を観る [映画(は行)]

久しぶりにヒューマントラストシネマ有楽町に行ってみた映画です。

バッドジーニアス.jpg



あらすじはYahoo!映画さんより。

頭のいいリン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)は、
進学校に特待生として転入する。
彼女はテストのときにある方法で友人を救ったことが評判になり、
さらに指の動きを暗号化する「ピアノレッスン」方式を編み出して、
多くの生徒を高得点に導く。
彼女は、アメリカの大学に留学するための大学統一入試「STIC」に挑もうとしていた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


お金で人生が狂ってしまうお話。

中国で実際起きた話に基づいて制作された映画だそうですが、
出てくる人物が腐りすぎていて、その人たちが原因で貧しくとも真面目な主人公が
堕ちていく様子はみていて切なくなりました。

裕福でバカな人たち、その親も出てきますが、親は努力して一代で財を成し、
子どもには好き勝手やらせていて、この親たちもバカだなって。
フィクションながら画面に向かってイラつく自分も中盤でありました。

序盤のカンニング方法などもかなり稚拙、
後半のSTICのカンニング方法も主人公があんなに頭がいいのにそれ?って感じ。
時差をうまくつかって、というアイデアも、主催者はある程度想定しているのでは?

でも、これって実際そうやった人たちがいるから映画になったんだよね、
見ていてちょっとモヤモヤしました。

主人公、序盤から最後まで誰かににているのが気になったという
映画の話に何の関係もないところでずっとモヤモヤしたのもあったのですが、
見終わって帰宅して、、あ、冨永愛に似てるんだ、思い出せてホッとして。(笑)

最後の場面でちょっと救いがあるというか、堕ち切らずに立ち直れるかな、と
思いつつ、主人公に誘われてカンニングに加担する登場人物(男子)、
彼はその後も堕ちていき、おそらく元の生活には戻れないだろうな、
そんな残念なもう一つの結末も映し出されていました。

主人公は貧しいとはいえ、スマホやピアノがもてるレベル、
父子家庭で育ち、お父さんに負担をかけられないと思ったが故の犯罪ながら、
どこかで気持ちにブレーキがかけられなかったのかな、そんな気もしましたが、
ちょっとした気持ちがどんどん大きく負に拡大していく様子をドキドキしながら見て、
タイ映画も意外と侮れないな、と思った「バッドジーニアス」でありました。



nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。