映画「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」を観る [映画(さ行)]
今の時期、サリー・ホーキンス主演作品と言えば、
アカデミー作品賞を受賞した「シェイプ・オブ・ウォータ―」かと思うのですが、
敢て違う作品を観ようかなと思って20年ぶりくらいの東劇へ。
アカデミー作品賞を受賞した「シェイプ・オブ・ウォータ―」かと思うのですが、
敢て違う作品を観ようかなと思って20年ぶりくらいの東劇へ。
原題はMaudie(主人公の愛称)です
あらすじはYahoo!映画さんより。
カナダ東部の田舎町で叔母と暮らし、
絵を描くことが生きがいのモード(サリー・ホーキンス)は、
魚の行商をしているエベレット(イーサン・ホーク)の家で
住み込みの家政婦として働き始める。
幼少期にリウマチを患い身内に冷たくされてきたモードと、
養護施設で育ったエベレットは互いを認め合い、やがて夫婦になる。
ある日、モードの絵の才能を見いだす女性が現われ……。
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カナダ東部の田舎町で叔母と暮らし、
絵を描くことが生きがいのモード(サリー・ホーキンス)は、
魚の行商をしているエベレット(イーサン・ホーク)の家で
住み込みの家政婦として働き始める。
幼少期にリウマチを患い身内に冷たくされてきたモードと、
養護施設で育ったエベレットは互いを認め合い、やがて夫婦になる。
ある日、モードの絵の才能を見いだす女性が現われ……。
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非常にほんわかした気持ちになれる映画です。
(モード・ルイスについて wiki)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B9
若いころからリウマチで体が少々不自由なモードが、
親戚(兄ちゃんが非常に性悪)から厄介者扱いされて、
自分の生きる場所を求めて前に進んでいく姿を見ると、
人生365歩のマーチなんだなあ、なんて思います。
私自身はあれこれ理由をつけてほどほどのところで妥協して、
前向きに進もうとしていないわ、と自らを振り返り反省。(-_-;)
モードが自立しようと進んでいく姿が場面場面で映し出されます。
エベレットの家政婦募集の貼り紙をとるところ、
不自由な体で鶏をつかまえて処理して料理を作るところ、
(これでエベレットと少しずつ心を通わせていきます)
家をきれいにしろというエベレットの言葉に、
部屋をきれいにしてから壁などに絵を描きはじめ、
それがある女性の目に留まってからモードはさらに絵を描き続けます。
世間からは所謂はみ出し者と思われている2人の心の距離感が縮まっていく、
その様子が、行商の手押し車を使ってうまく描かれています。
最初はエベレットの行商にモードが不自由な足で一生懸命ついていく、
それが最後には、仕事が終わった後手押し車にモードが乗ってエベレットが押す。
なんとも微笑ましい2人に表情が変わっていくのを見ながら、
既に他界されている方々ですが今でもカナダの片田舎で仲良く暮らしているのでは、
そんな気もちになりました。
メディアに取り上げられるようになってからも質素な暮らしの中で、
大好きな絵を描き大好きなエベレットと暮らし続けていたモード、
芸術の世界ではあまり評価が高くない、と検索して読んだりもしたのですが、
私には心のこもったとても温かくてホッとする絵に見えました。
今作、サリー・ホーキンスの好演も当然ながら、
夫のエベレットを演じたイーサン・ホークの好演あっての良作と実感。
(最初、誰だか分からなかった(笑))
いい形で年をとっている俳優だなって、思いました。
今回、金曜日で割引もない日、しかも宣伝少な目なせいか、場内15名程度。
この東劇、座席が前後とも少しずつずれていて前の人の座高が高くても
ちゃんと見える上に椅子がふかふか、歌舞伎やオペラなども上映されるので
シネコンとはちょっと違っていて豪華空間で空いていたので集中できました。
(ポップコーン臭もなかったし)
(モード・ルイスについて wiki)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B9
若いころからリウマチで体が少々不自由なモードが、
親戚(兄ちゃんが非常に性悪)から厄介者扱いされて、
自分の生きる場所を求めて前に進んでいく姿を見ると、
人生365歩のマーチなんだなあ、なんて思います。
私自身はあれこれ理由をつけてほどほどのところで妥協して、
前向きに進もうとしていないわ、と自らを振り返り反省。(-_-;)
モードが自立しようと進んでいく姿が場面場面で映し出されます。
エベレットの家政婦募集の貼り紙をとるところ、
不自由な体で鶏をつかまえて処理して料理を作るところ、
(これでエベレットと少しずつ心を通わせていきます)
家をきれいにしろというエベレットの言葉に、
部屋をきれいにしてから壁などに絵を描きはじめ、
それがある女性の目に留まってからモードはさらに絵を描き続けます。
世間からは所謂はみ出し者と思われている2人の心の距離感が縮まっていく、
その様子が、行商の手押し車を使ってうまく描かれています。
最初はエベレットの行商にモードが不自由な足で一生懸命ついていく、
それが最後には、仕事が終わった後手押し車にモードが乗ってエベレットが押す。
なんとも微笑ましい2人に表情が変わっていくのを見ながら、
既に他界されている方々ですが今でもカナダの片田舎で仲良く暮らしているのでは、
そんな気もちになりました。
メディアに取り上げられるようになってからも質素な暮らしの中で、
大好きな絵を描き大好きなエベレットと暮らし続けていたモード、
芸術の世界ではあまり評価が高くない、と検索して読んだりもしたのですが、
私には心のこもったとても温かくてホッとする絵に見えました。
今作、サリー・ホーキンスの好演も当然ながら、
夫のエベレットを演じたイーサン・ホークの好演あっての良作と実感。
(最初、誰だか分からなかった(笑))
いい形で年をとっている俳優だなって、思いました。
今回、金曜日で割引もない日、しかも宣伝少な目なせいか、場内15名程度。
この東劇、座席が前後とも少しずつずれていて前の人の座高が高くても
ちゃんと見える上に椅子がふかふか、歌舞伎やオペラなども上映されるので
シネコンとはちょっと違っていて豪華空間で空いていたので集中できました。
(ポップコーン臭もなかったし)
この映画でその存在を知ったモード・ルイス。
彼女が暮らしたノバスコシア州(彼女の生活圏は半径30キロくらいだったとか)を
訪れてその世界を実際見たくなるほど入り込めた良作「しあわせの絵の具」でありました。
彼女が暮らしたノバスコシア州(彼女の生活圏は半径30キロくらいだったとか)を
訪れてその世界を実際見たくなるほど入り込めた良作「しあわせの絵の具」でありました。
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