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映画「花咲くころ」を観る [映画(は行)]

人生初の岩波ホールで初めてのグルジア(ジョージア)映画を見ました。
岩波ホール50周年記念の上映作品です。


花咲くころ.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

ジョージアがソ連から独立して間もない1992年の春、
エカ(リカ・バブルアニ)は、首都トビリシで母親と姉と暮らしていた。
彼女の親友のナティア(マリアム・ボケリア)は、
父親がアルコール中毒のために家庭が荒れていた。
ある日ナティアは、好意を寄せてくれる少年から弾丸入りの拳銃をプレゼントされ……。




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14歳の少女たちの思春期と、独立したばかりで政情不安定の国を描いているのですが、
グルジアって旧ソ連というくらいの知識しかなく、最近では栃ノ心の出身国という知識程度。

(グルジアについて)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A2_(%E5%9B%BD)

日本も平和と言い切れるかどうか、という昨今ですが、
映画が描かれている1992年の頃の日本ってバブルがはじけたころ、
そんな時のまだ紛争が続いて政情不安定だったグルジアの様子を
(ノンフィクションではないものの)知る良い機会となりました。

国が不安定だと生活も不安定、映画に出てくる大人たちが大人げなくて、
アル中で暴れたり、食糧不足のせいかパンを買う行列でも揉める、、
そんな場面が時折出てきます。
そんな中、エカとナティアの少女2人が、ちょっと背伸びをしながら成長していく、
そういう話、、だと思いながら見ていると、彼女たちの年齢が分からず
後半で14歳と知って驚いた以上に驚いたのが、14歳でナティアが嫁いでしまうこと。
しかも大嫌いな近所のバカアンちゃんに。

えー、そういう展開なのー、と思って見ていたのですが、
2人の少女、というより、エカ(嫁がない方の少女)がナティアの結婚をきっかけに
精神的に急成長していく、そういう物語なんだと思いながら見終わりました。

ナティアの結婚披露宴で友人の結婚が納得できない(ような表情)で
厳しい表情で踊り続ける場面が非常に印象的でしたが、
どんな辛い環境あっても人は生きていく、生きていかなければいけないんだな、
と思った「花咲くころ」でありました。






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