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喬太郎の「歌う文七元結」 [落語・お笑い]

以前、高円寺のノラや寄席で馬るこさんを見た記事を書いたことがありますが、
今回は、なんと、喬太郎さんが出演するというので、足を運びました。
350回記念が座・高円寺2で開催されたときも呑み友Yちゃんに誘われ、
喬太郎さんの「ウルトラ仲蔵」で大爆笑したのが今年の2月。。
それ以来の喬太郎さんです。

IMG_8098.JPG 高円寺ガード下の一角
IMG_8099.JPG 寒いけれど最初にビール

そんなに広くない場所にパイプいすやら丸いすがギュウギュウに置かれて、
予約で40名超だったそうですが、店内ダウン着た人たちで通勤電車並み。(笑)


喬太郎.jpg で、最初に登場したのが喬太郎さん
普通は前座さんが開口一番で出てきますが、いきなりメインが登場。


誕生日が11月30日の喬太郎さん、秋篠宮と今の三平と同じらしく、
元号が変わるときに秋篠宮だったら自分の誕生日が祝日になるのに、
なんて話から始まり、もう平均寿命を超えてみんなで1億年生きましょう、
天皇が365人代われば毎日天皇誕生日になって休めるから、と笑いをとって。

でも365人だったら1億年は要らないと思う。(笑)


その後、先月、初めて欧州落語ツアーに出た話になったのですが、

海外旅行が二つ目時代にクルーズ船でバイトで落語を話していたとき
寄港した済州島に3時間滞在したのが初めての海外旅行でそれっきりの喬太郎さん。

師匠のさん喬さんが、ここ10年、海外の大学に落語を教えてにいっていて、
一緒にどうかと誘われたのに、海外にいったら皆殺しに遭う、それよりは
日本で落語を普及したい、たとえば、島根とか和歌山とか、って答えたところ、
さん喬さんもそれ以降誘ってこなくなったとか。

そんな喬太郎さんが欧州に行こうと思ったのは、
渡航先にアイスランドが入っていて、アイスランドはこの機会を逃したら
もう行くことはないだろうと思っていくことにしたらしく、
パスポートをとって準備して(安いベルトが保安検査の金属探知機でひっかる話で爆笑)
成田からSASでコペンハーゲンに到着し、駅周辺で見た風景はまるで東葉勝田台。(笑)
スタバ、バーガーキングだらけのコペンハーゲンから電車でオーフスという都市まで移動、
大学の日本語科の生徒に落語会を開くので、その大学生たちが町を案内してくれると、
全員イケメン、落語会の若手イケメンが束になっても敵わないくらいのイケメン、
落語(字幕付き)、他には映画の映像を落語風に演じるという企画で、
投影されたのがゴジラ、セリフがないのでゴジラの表情を演じるのが大変だった、
そんな話で20分超。

こりゃいつになったらネタに入るのかな、と思ったら、
次の渡航先、アイルランドの話。
フィッシュ&チップスの魚がでかくてホッケ半身レベル、
コークという町でのお化け話(話に落ちがないお化けの話に脱力)、
更に次にいったイギリス、ケンブリッジでの学生の日本語の話。
留学生のイタリア人女学生が、尊敬語、謙譲語、丁寧語などを話すだけでなく、
日本滞在経験ありというので聞いたら住んでいたのが駒込、友達が赤羽在住、と
喬太郎さんのツボにはまった話を続けていたら50分。



結局ネタに入ることなく終了。(笑)



次に


一龍斎貞寿 一龍齋貞寿(ていじゅ)さん
(お写真はご本人ホームページより拝借)


喬太郎さんの欧州話が50分も続いたので、貞寿さんもタイミングを狂わされ、
そんな中での話が「亀甲縞」。


(こんな柄の織物の話)→ http://japanese-pattern.info/2014/04/02/we010097

藩の財政難を救うために作った亀甲縞を高くうるために藩の知恵者が
人気歌舞伎役者の團十郎などをうまくつかってえげつない商人とネゴ合戦で
最後には高値で売って財政難を救うというスキッとする話。


喬太郎さんのゆるゆる欧州話で脱力していたので(大笑いしていましたが)
貞寿さんの講談で気が引き締まりました。(笑)


ここで仲入り。 そして21時20分から後半スタート。
ちなみに開演は19時です。(^_^;)

喬太郎.jpg 後半は最後の渡航先アイスランドの話から(笑)

オーロラが有名なアイスランドでツアーに参加した喬太郎さん、
ヒートテックやカイロなどは全く利かず、ぶるぶる震えながらガイドに言われるままに
バスの外に出てみたら、オーロラと言われたのは鯖の醤油煮を皮目を下に皿に置いて、
身をとったら皮がお皿にのこって、その皮のぼんやりした茶色っぽい色のオーロラで、
その鯖のようなオーロラがちょっとくっきりしたり大きくなるのを見た、という話に、
爆笑した後、話はついに帰国して成田に着いたところにやってきて。。。

日本に帰ってきたと思う瞬間がどこか、と思っていたら、
成田も東葉勝田台みたいなもんで(という例え)
最初にいったコペンハーゲンが東葉勝田台だから全然実感がなかったのだけれど、
空港に泊まっていたバスに、TOBU(東武)と書いてあったのを見たとき、という。(笑)

と、とりあえず無事帰国したところまで話してやっとネタ。

文七元結だったのですが、

(こんな人情話)→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E4%B8%83%E5%85%83%E7%B5%90

歌う文七元結、という喬太郎さんならではのネタらしく、
昭和歌謡が最初から最後までやたらと登場する改作というかオリジナル。

個人的にはクレージーキャッツやキャンディーズなどが唐突に出てきて、
完全に世代的にツボにはまりました。。


笑いっぱなし、でも、時にほろっとする文七元結で落語会が終わったのが22時近く。


ここから打ち上げです。(落語会は打ち上げとセットになっていました)


IMG_8101.JPG ビールはピッチャーで好きなだけ注げます。

IMG_8103.JPG お料理いろいろ
ハコバーのお料理が色々出てきて、漬物やら鳥からやらサラダにカルパッチョ、
どれも美味しいのですが、如何せん室内大混雑なので、お料理をもらってお店の外へ

IMG_8102.JPG 白ワインをいただきながら、
IMG_8106.JPG ちゃんこなべ

打ち上げ30分ちょっとで(家まで遠いからね)失礼しましたが、
一緒に行ったYちゃん、Nさんはその後も残って、喬太郎さんと3ショットを
撮っていてFB見て羨ましくなりました。。



とはいえ、帰り際に喬太郎さんに本日は楽しく笑いましたとお礼を伝えると、

丁寧なごあいさつをいただいて気分よく帰宅。


年に一度のイベントらしいのですが、告知せず常連さんのみ参加らしいので、
声かけしてくれたYちゃんには感謝感謝の喬太郎さん独演会でありました。


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