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映画「神様の思し召し」を観る [映画(か行)]

映画館で観そびれた作品です。

神様の思し召し [DVD]

神様の思し召し [DVD]

  • 出版社/メーカー: ギャガ
  • メディア: DVD
あらすじはYahoo!映画さんより。

腕利きの心臓外科医トンマーゾ(マルコ・ジャリーニ)は、
傲慢(ごうまん)な性格が災いし、周囲からは面倒がられ、妻との仲は冷え切っていた。
医大に通う優秀な息子が自分の跡を継ぐことを願っているが、
ある日神父になりたいと告白されてしまう。
そこでトンマーゾは、息子が慕うピエトロ神父(アレッサンドロ・ガスマン)の正体を
暴くために、信者を装い教会に潜り込むが……。





最後にじわり。。。


最初は、主人公のトンマーゾの傲慢さに見ていてイライラしたのですが、
最後には人間らしく変化していてホッとして見終わりました。

神父になりたいと言い出した息子を尾行して、
胡散臭そうな神父に息子が洗脳されていると思ったら、
今度はその胡散臭い神父にウソついて接近して、、、いたら、
自分がその神父に共感していって、神様ってどこかにいるのかおも、、
そう思って人間らしくなっていくという話。

世の中で何か起きていることは神様の思し召しなんだ、と
トンマーゾが思う様に気持ちが変化していくわけですが、
私自身は実家のお墓が仏寺というだけで特に何かを信じているわけでもなく、
とはいえ、神様仏様を信じて心のよりどころにしなくても、
世の中の現象には意味があって、それは人間が成せないこともある、
何かあっても神様の思し召し、そういう運命だった、ということもある、
改めて思いました。

と、大筋の流れはよかったのですが、
家庭を顧みないトンマーゾに愛想をつかした妻の政治活動とか、
神父を目指したけれどやっぱりやめるといった息子とか、
胡散臭い神父が信者から受け取っていたお金はなんなのか、、とか、
脇の話の展開がちょっと雑な感じもありましたが、
全体的には、他人に思いやれる広い気持ちを持つこと、
自分の気持ちや意見を押し付けるだけでなく相手の言うことに耳を傾けること、
当たり前と言われながらもなかなかできないそんな人が多い世の中、
私も気をつけなくちゃな、と思った「神様の思し召し」でありました。




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