映画「ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years 」を観る [映画(は行)]
lovin姐さんの記事を読んだら見に行きたくなり、角川シネマ有楽町へ。
ロン・ハワード監督作品
あらすじはYahoo!映画さんより。
イギリスのミュージックシーンに登場したザ・ビートルズは、
1963年にツアーをスタート。
そしてアメリカのテレビ番組「ジ・エド・サリヴァン・ショー」出演をきっかけに、
世界的な知名度と人気を得て、1964年6月に初のワールドツアーを開始する。
ツアー活動を停止した1966年8月まで、15か国で166公演を行った彼らの全盛期を追う。
興味深い作品でした。
私自身は、ビートルズブレイクからライブ活動ピークの頃、
生まれていませんで(ウソついてない(笑))、物心ついたころには、
全然毛色の違う(ある意味それはフレディ)Queenにすっかりはまって、
ビートルズは私が生まれる前に人気のあった人たち、というイメージでした。
当然、彼らの楽曲は知っていましたが、リアルタイムでの記憶はあまりなく、
中学生の頃にジョン・レノンが殺害された、というニュースに、
一時代が終わっていったような気持ちになりました。。
で、この作品ですが。
労働者階級の家庭で育ったメンバーが色々な経緯で出会い、
最初はドイツのハンブルグで過酷な条件でライブして、
その後、裕福な層のブライアン・エプスタインをマネジャーにしたお陰で
(彼の功罪はあれこれネットでも見聞きしておりましたが)
一躍スターダムにのしあがっていく。
皮ジャンにリーゼント、不良な態度の彼らにスーツを着せて、
演奏が終わるごとにお辞儀をするようにアドバイス(指導かな)する、
そんなマネジャーの存在は大きかったんでしょうね。
でも、ここから大体の場合はリードボーカル、とそれ以外で揉めて
解散して、、なんて流れですが、ビートルズは違ったんですよね。
とにかく4人の団結力が凄い。
リードボーカル担当だから自分が大変ということはなく、
4人が一緒にいるからこそ、ライブもうまくいくというスタンス。
レコードの録音も然りだったりして、主な作詞作曲担当でないメンバーも
(リンゴとかジョージなんだけど)
スタジオ内で一緒に作り上げていくという雰囲気の様子に好感を持ちました。
彼らにとっては曲作りが有意義で、ライブはその成果を見せるだけで、
自分たちの本意ではなかったんだろうな、と思います。
ライブ風景を見ていると、ライブ設備もお粗末で、
お互いの音も分からないような中、、リンゴは他の三人を目の前に見ながら、
その動きでドラムをたたいていたとは、今では考えられないような状況で。
それで、野球場を舞台に、5万人超の観客相手に演奏する、
そんなところのストレスも会ったのかと思いました。
自分でも思い返すと、創設初期に好きになったバンドが、年とともに変化してき、
ついていけないと思う気持ち、非常にわかりますが、
ファンとメンバーの気持ちの温度差、そこを音楽性の変化をきちんと表現して
彼らは解散までアップルレコード(アップルといえばやっぱりこっちだよね)を
続けていったのを感じました。
ドキュメンタリーとはいえ、どこに視点を置くのか、というのはあるので、
解散に至るまでの諸説を割愛、というのもわかりますが、
個人的には、スタジオミュージシャンになった彼らがアップルレコ―ド社屋の屋上で
ライブする様子を映画最後に魅せられてぐっときました。
おそらく、スピードと移り変わりの早い現代、
彼らのようなアーティストの登場は難しいのかと思いますが、
今回の映画で、自分が生まれて物心つく前に解散した、ということは関係なく、
音楽性も含めて見直したいな、と思うきっかけをつくってくれた映画、
「ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years 」でありました。
映画館上映だけの、ライブ映像もおススメです!
来週の東京での展示即売会が終わったら、是非とも観に行きたいのですよ。
by ベアトラック (2016-10-08 19:17)
ベア兄さん、こんばんは。
今週ですね!楽しめますように!!!
by うつぼ (2016-10-12 22:22)
この映画はほんとによかった!!
改めてビートルズのすごさを知りました。
by lovin (2016-10-15 15:16)
lovin姐さん、こんばんは。
本当に見てよかったです。
ビートルズ、、もうちょっと真面目に聞いてみようという気持ちに
なりました。(^-^)
by うつぼ (2016-10-17 21:57)