映画「ロスト・イン・北京」を観る [映画(や・ら・わ行)]
あらすじはYahoo!映画さんより。
北京のマッサージ店で働く人妻ピングォ(ファン・ビンビン)は、
ある日オーナーのリン・トン(レオン・カーフェイ)に襲われた現場を、
夫アン・クン(トン・ダーウェイ)に目撃されてしまう。
やがて彼女が妊娠すると、それをネタに慰謝料を取ろうと
アン・クンはリン・トンをゆする。
妻との間に子どもがいないリン・トンは、生まれた子どもが自分の子どもだと
わかったら二人に報酬を払い、赤ん坊を引き取ると申し出るが……。
冒頭の激しい濡れ場に驚きながら見続けたのですが(@_@)
性描写ばかりが話題になった作品と聞いた割に、
貧富の差、ひとりっ子政策などなど、中国の現実を描こうとしている作品、
そんな印象を受けました。
とはいえ、見ていても全然楽しくない上に不快極まりないんですよ、ずっと。
それでもギブアップしなかったのは、主人公の女性ピングォの健気さに、
これ以上理不尽なことが起きませんように、、、と見守りたい気持ちもあったから。
成金夫婦の成金ぶり、冷えた夫婦関係、妊娠した子供が男の子ならお金を払う、
子供を金で買う、、そんなことを言うなんて、、と思っていたら、
貧しい若夫婦はその提案を受け入れてしまう。
成金夫婦、若夫婦、ともにダンナがダメな男で、見ていてイライラしますが、
成金夫婦の妻のピングォに対する嫉妬はわからないでもなかったというか、
長年子供ができないのに、ダンナがレイプした若い女はすぐ妊娠する、
いくらお金があってもかなわない自分が惨めに思えたからなのか、
若夫婦のダンナと寝とってしまうという展開に、ひどいなと思いながらも、
どこか気の毒にも思えてしまいました。
で、驚いたのが、成金夫婦のダンナを演じるレオン・カーフェイ、
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このときのお金持ちの青年だった人と後でクレジットを見て驚きました。
ま、私も年とるはずだ。(笑)
お金がすべてとは思わないけれど、お金はあった方がいいなと思う、
でも、お金でなんでも解決するわけじゃないし、もっと大事なこともあるのかも、と
複雑な気持ちで見続け、最後の最後まで不愉快というか不快な気持ちは続きましたが、
単純なハッピーエンドの映画ばかりでも、、、という人には、
一度は見てもいいかもしれない、まとめ借りに混ぜてもいいような、、、
「ロスト・イン・北京」でありました。
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