映画「スティーブ・ジョブズ」を観る [映画(さ行)]
とりあえず、観ておこうかな、って感じで借りました。
あらすじはYahoo!映画さんより。
誰からも天才と認められるも、
周囲との衝突が絶えないスティーブ・ジョブズ(アシュトン・カッチャー)。
既存の組織に所属するのに向いていないと悟った彼は、
自分のような友人らと自宅ガレージをオフィスにして
アップルコンピュータ社を設立する。
革新的な商品を次々と放ってはヒットさせ、たった4年で株式の上場に成功、
IT界の寵児(ちょうじ)となるジョブズ。
しかし、意見の相違がある社員は問答無用で解雇、
創立時メンバーを冷遇するなど、独善的な言動を繰り返すように。
その果てに、彼は自身の会社から追放されてしまう。
中途半端な。。。(-_-;)
亡くなって間もない人なので、色々制約があったのかもしれませんが、
何を描きたかったのか、、、よくわからない映画でした。
まあ、最初から最後まで、近くにいてほしくない人だな、というのは
思いながらみていましたが、現実的に近づくこともなかっただろうし。(笑)
天才となんとかは紙一重、的なタイプなんでしょう。
最初の頃のジョブズは、大学を中退してヒッピー生活でLSDににどっぷりで
トリップしてクルクル…みたいな感じ。
ただ、描かれているのは一般的に知られているエピソードばかりで、
もっとそこを掘り下げて描いてくれれば、もっとこの人を人間としてみて
楽しめたような気がしました。
いままで誰もが思いつかないものを開発する力はわかりますが、
周囲の人とうまくいかない、一緒に会社を大きくしていった人たちを冷遇する、
どうしてそうするのか、ジョブズが人を心から信じることができない人としても、
もうちょっとそのあたりの人間としての姿を描いてほしかったかな。
こういう中途半端なものを作るくらいなら、実際の本人の写真や映像を編集して、
映し出した方がよっぽど面白かったと思います。
一緒に一から理想を形に作り上げていったウォズニアック、
(演じていたのが大好きなジョシュ・ガッドで萌え)
最初の最初から会社が大きくなる途中くらいまではウォズニアックがいなければ
ジョブズの名はここまで大きくならなかったかもしれないのですが、
ウォズニアックさえ、ジョブズについていけないと彼のもとを去っていき、、
それを引き留めない冷徹さを観ると、人間としては面白味のない人だな、、
なんて思いました。
やはりどこか共感したりする部分がないと、入り込めないもんですね。
(あ、ロジャー・コ―マン先生の作品は何があっても許せるけどね(笑))
というわけで、 組織に属さず自ら何かを起こしたい、という人には
きっと何らかヒントになるものがあるのかもしれませんが、
人間としての魅力を感じたいと思う人にはいまいちかな、と思った
「スティーブ・ジョブズ」でありました。
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