映画「ニューシネマ・パラダイス」を観る [映画(な行)]
実は未見の作品。やっと借りて観ました。
あらすじはAmazonさんより。
シチリア島の小さな村にある映画館・パラダイス座。
親の目を盗んではここに通いつめる少年トトは、大の映画好き。
やがて映写技師の老人アルフレードと心を通わせるようになり、ますます映画に魅せられていくトト。
初恋、兵役を経て成長し、映画監督として活躍するようになった彼のもとにアルフレードの訃報が。
映画に夢中だった少年時代を懐古しつつ、30年ぶりにトトはシチリアに帰ってきた・・
3時間と長いのですが、、最後の最後で、
涙。(;_:)
でございました。
シチリア島の映画館に通いつめたトトが、映写技師のアルフレードと出会い、
映画の楽しさを知り、大人になって立派な映画監督になった後、
アルフレードの訃報を聞いて30年ぶりにシチリア島に戻ってくる。。。
なんて話だと思ってずっと見続けているだけでも、心温まる作品なのですが、
それがもう、最後の最後の最後に、「もうずるい!」と言いたくなるような、
アルフレードがトトにした優しさを知ることになります。
映画、、私も小さい頃から折に触れ観る機会は沢山ありましたが、
こんなに素直に笑って泣いて見られる作品はなかなかないのでは、と思いました。
映画って、観る人それぞれ感じるものとか好みも違うので、
誰かが良いといっても他の人はつまらないと思ったりするものですが、
この作品はよほどの天邪鬼さんでなければ素直にみられるのではないかな、と。
トトが大人になって作った映画って一体どういう作品なんだろう、
アルフレードと一緒に過ごした映画館での経験がどう反映されているのかしら、
なんて思いながら見続けたり。。。。。
トトのように自分の背中を押してくれるアルフレードのような人、
私も出会ってきたかしら、、と己の半生を振り返ってみたり。。
今作でも、人々の娯楽が映画中心の頃に、人が映画館に押し寄せ、、
トトが一生懸命に映画を投影し続ける、、、そんなシーンが前半にあります。
ただ、その後、テレビなどの娯楽も増えて映画館は閉鎖され、
30年後にシチリア島に戻ってきたトトの目の前にはさびれた建物があるだけ、
なんて寂しい場面に移っていくのを観て、ああ、日本でもそうだしなあ、と
ちょっと寂しい気持ちになりましたが、映画って生活を豊かにしてくれるものではないかな、
そんな気持ちで観終わりました。
シチリア島は行ったことがありませんが(ゴッド・ファーザーのイメージしかなかった私)
青い空に乾いた空気が感じられるような風景、そして、素晴らしい音楽が相まって
本当に素敵な映像です。
観た時代によって(自分の年齢によって)感じることも違うし、
メジャーでなくても良作は沢山あるし(単館上映だとなかなか見られなかったりしますが)
これからも映画を見続けていきたいな、と改めて思いつつ、
映画が好きな人には是非みてほしい「ニュー・シネマ・パラダイス」でありました。
感動のラストシーンは、肖像権・版権などを個別にクリアする為に、相当な苦労があったそうですね。久々に、また観たくなりました。
by ベアトラック (2014-09-24 06:54)
完全版、とそうでないのとどっちがいいのかということを真剣に議論したことがあった。私は元のほうがいろいろ考える余地があってよかったんだけど。
何度見ても、胸が疼く、そんな映画だよね。子どもの時の自分を思い出したりするし。
by snorita (2014-09-26 17:31)
ベアトラック兄さん、こんにちは。
肖像権など、色々配慮されたんですか。。。
何も知らずに観ましたが、、私も今後は時折見たいな、と思う
素晴らしい作品だと思いました。(^_^)
by うつぼ (2014-09-28 12:11)
snorita姐。
映画館で見た後に完全版とか発売されると、どっちがいいのかな、って
いつも思っていました。
映画館の場合、色々時間などの制限もあってカットせざるを得ないってことも
あると思うので、どちらかというと完全版を選んでしまう私です。
この映画、、、素直な気持ちで見られますね。(^_^)
by うつぼ (2014-09-28 12:13)