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映画「はじまりは5つ星ホテルから」を観る [映画(は行)]

映画館で予告編を観てみたいなと思いながらいつものように見逃して、
その後飛行機の中で偶然見つけて観た作品です。

はじまりは5つ星ホテルから [Blu-ray]

はじまりは5つ星ホテルから [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • メディア: Blu-ray


あらすじはAmazonさんより。

職場は世界中のラグジュアリーな5つ星ホテル。
ホテルの従業員に“ミステリーゲスト"と呼ばれ恐れられるイレーネの仕事は、
5つ星を掲げるホテルが適切なサービスを提供しているかどうかをチェックする“覆面調査員"。
誰もが憧れるような仕事をしているイレーネは40歳・独身。
ローマの自宅に帰るとひとり冷凍食品を温めて食べるような生活ではあるものの、
自由な生活を楽しんで謳歌していた。
そんな中、別れてからも親友のような存在だった元・婚約者のアンドレアに若い彼女ができ、
さらにその彼女が妊娠していると打ち明けられる。
さらに夫と二人の子供に囲まれている専業主婦の妹ともささいなことから大ゲンカをしてしまい、
自身の人生について悩み始めるイレーネだったが…。




なんかねぇ、身につまされる話でした。

まあ、仕事は5つ星ではないけれど、いつも「一人旅」ってのがねぇ。。。。(-.-)


主人公のイレーネはお仕事で5つ星ホテルに泊まるので、ホテルに入るところからチェックイン、
部屋の案内やルームサービスの料理の温度、更には他の客への対応ぶりなど、
あらゆることに視線を向けてシビアに評価するのですが、それがもう恐ろしく細かくてビックリ。

ま、5つ星ですから隙があってはいけないのでしょうね。

「ああ、こんなところ一生行くことないし、行けないし、別世界」なんて観ていたのですが、
それは話の演出部分であって、主軸はイレーネの人生。 一人ぽっちなんですよ。


仕事から戻れば冷凍食品で食事(私もこれに近いお粗末な食生活かも)、
友達いない(とりあえず、ここは違うかもしれないけど)、で、
元婚約者で長年の友達っていう男性は、彼女との間に子供ができた、となって疎遠になり。


私もバアサンになってから自分が一人ぼっちってどうかな、って思ったりするのですが、
子供を作って家族を、、、という年齢ではないので、そういう目線だともう一人でいいかと思いつつ、
老後を楽しく一緒に暮らせる人、がいればいいな、と思う自分もいたりして、
それが、主人公のイレーネを観ていると「一人で暮らすのってやっぱりどうなんだろう」って
思わせられました。。。。

まあ、見合いの話がきたりしたのはブログのネタにしちゃったのですが(^_^.)
生活圏(エリア)を変えるのはこの年ではやはりどうかな、、、ですし、
自分の時間、自分の空間で自宅で生活していると、そこに違う存在が入ったらどうかな、
なんて思ったりするんですよね。


以前もブログ記事で書いたような気がするのですが、他人の庭の芝生は青く見えるし、
そうやってみるとイレーネの妹の家族の描き方は、私の兄の家にも見えるし、
まあそんな感じで、自分がちらちらと重なりながら観終わりました。


映画を見ながら思ったのは独身でいること=孤独ではないこと。


そう思えば、自分も孤独ではないし、、色々な人達と交流して支えられて、、、で、
寂しく思うことはないのかな、なんて観ながら思いました。。。

仕事先のホテルで色々な人と出会うイレーネ、
ハリウッド映画ではないので、最後もイレーネらしい感じで終わります。

無理矢理ハッピーエンドにしないで、イレーネが選ぶイレーネの生き方、というのかな、
そんな感じでさらっと終わる感じが好感を持てました。

ちなみに、原題は「一人旅」だそうですが、この邦題、どうにかならないのかな。
(邦題については毎度書いてますが、いつも気になるのです)



豪華なホテルの様子も見ながら、イレーヌと自分を重ね合せて観られて、
色んなものに流されず自分が思う通りに生きていくことが大事なんだな、と実感した
「はじまりは5つ星ホテルから」でありました。



 


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lovin

>ハリウッド映画ではないので←ふふ。
こういう姐さんの映画コメント好きです。(笑)
by lovin (2014-07-26 12:23) 

うつぼ

lovin姐さん、こんにちは。
ハリウッド映画も観るのですが、時折あのあざとさというかなんというかに
イラットすることがあるので、それ以外だと安心して見られます。
所謂天邪鬼かもしれませんが。(笑)
by うつぼ (2014-07-26 14:23) 

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