SSブログ

映画「ハッピー・ゴー・ラッキー」を観る [映画(は行)]

タイトルだけで借りた作品です。

ハッピー・ゴー・ラッキー [DVD]

ハッピー・ゴー・ラッキー [DVD]

  • 出版社/メーカー: アメイジングD.C.
  • メディア: DVD


あらすじはAmazonさんより。

ポピー・クロスは楽天的な30歳。
熱心で生き生きとした小学校の低学年向けの教師である。
昔からの親友のゾエと一緒に暮らし、妹の一人とは仲がいいけど、もう一人とはそうでもない。
彼女は厳しいインストラクターのスコットに運転を習ったり、
情熱的なスペイン人のフラメンコ講習を受け、夜には浮浪者に出くわしたり。
その彼女の開けっぴろげな行動が誤解を生んだり、
悪い事態に嵌まったりしないかと首をかしげさせるが―。


アメリカ映画だったらこういう作品はないだろな、というのが一番の感想です。 

主演のサリー・ホーキンスが2008年・第58回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(女優賞)を受賞。
ゴールデングローブ賞や全米批評家協会賞など、全米の賞レースでも話題になった。


という作品らしいのですが、私自身は??っていうかイマイチな作品でした。

多分、主人公のポピーに共感できるかどうかでこの作品を面白いと思うかイマイチと思うか、
なんだと思います。

タイトルは「楽天的」みたいな意味合で、主人公のポピーが「楽天的」に見えつつ、
実はそうじゃない、人間誰にも悩みはある、って話なのだと思います。


ポピーがとにかく作品の中でやたら笑ってます。
笑顔というか何にでも笑うというか、面白くもないことで笑っているというか、
見ていると相手や世の中をナメテ笑っている、そんな風に見えてしまいました。


笑うことで自分の芯の部分にある悩みなどを隠そうとしているようにも思えましたが、
自分が話すことであんな感じで笑われたら(V)o¥o(V)だろうな、なんて。。


自転車を盗まれたのをきっかけに自動車免許をとろうと教習を受け始めるのですが、
指導を受ける教官(この人がクソ真面目)が安全の為にヒールの高い靴を履かないように、と
ポピーを注意してもこの靴が好きだから、という理由で、
その後の教習でも教官の言うことを聞かず、ヒールの高いブーツのままで運転して
教官に飽きられる場面には、先生なのにそういう気持ちを押し通す、って
どういうことなんだろう、ともうこの時点で(かなり序盤です)ワタクシ的にはダメだったかも。

また、同僚に誘われて通うフラメンコ教室での態度や、
整体院(イギリスって下着姿で施術を受けるの?と見ながらビックリ)で真面目に施術する先生に対して
クダラナイことをいったりやたらと笑ったりする態度に、この人なんだろう、と思ったり。(V)o¥o(V)


30にもなってその態度は大人としていかがなものか??


観ながらずっとそんな気持ちが私の頭の中をぐるぐるぐるぐる。。。。。


中盤でホームレスのオジサンに遭遇する場面や、出産間近の友人夫婦宅を訪れたあたりで、
ただのお気楽能天気な30女でないというのは分かってくるのですが、
(とはいえ、ポピーの態度に「結婚していないと自由で呑気だと思われちゃうでしょ」
 と突っ込み入れたくなりました(-.-))
如何せん序盤からのあの「やたら笑っているし身勝手にも見えるし、もしや頭がおかしい人?」
と思うくらいの様子に最後まで主人公に共感できないまま観終わってしまいました。

なんとなく自分の予想していた展開だと、いつも笑っていて能天気に見える主人公ポピーも
実は悩みや不安を抱えながら、色々な人とのふれあいを通じて前向きに進もうとする、おわり、
みたいな筋書きを想像していたので、「あれ、違うし(-.-)」という終わり方でした。


なんだかね、自動車教習の教官が見ていてやたらと気の毒で、
教官がこんなことになっちゃうのもポピーの態度が悪いからじゃん、と最後まで釈然とせず、
自分にとってよいことでも相手にしてみればよくないことも沢山あるんだな、なんて思いました。


ポピーに顔を真っ赤にして本音を言う教官、
急に真顔で真面目な学校の先生の態度で接するポピー、
これには同性としても理解が出来ず、、、ま、アメリカ映画じゃないので(イギリス映画だし)
こういう映画もあるんだな、と、世界の映画の幅広さみたいなものを感じることができたのは
よかったかと思いますが。(^_^.)


最後にポピーの友人が「いい人でいることをやめたら?」と言うのですが、
自分が笑うことで周りの人が皆幸せになれると思い込むポピー自身にも問題がある訳で、
(そりゃ仏頂面しているよりは笑っている方がいいには違いないけど)
友人のアドバイスに従わず結局笑っていい人でいようとして映画が終わっちゃう雰囲気で
ああ、そんな風に終わってしまうのねぇ、、なんて思いました。。


と、ここまで書いていても記事自体がモヤモヤしすぎで
一体どんな映画か想像つかないと思いますが敢えて見ることはないかと思います。 


他で見たことがないような変わった映画、って感じなので、興味があれば止めませんけどー。



ま、これを観るなら、代わりに、

獣人ゴリラ男 [DVD]

獣人ゴリラ男 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • メディア: DVD



これを観た方がスカッとした気分になれるのでオススメです。


というわけで、
人間、笑っていた方がいいけれど、無理してまで笑っても周りは幸せにならないし、
自分自身もそれで幸せにはなれないんじゃないかな、と思った
「ハッピー・ゴー・ラッキー」でありました。


nice!(7)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 7

コメント 6

獏

脚本&配役ミスかもしれませんね^^)
ちょっとだけ期待して観て
イマイチだったときの「時間返せ」的感覚
理解出来ます。。。

by 獏 (2013-01-30 08:21) 

luckystream

回りにこんな人がいたらイラっとします(笑)
常にハイテンションな人はちと苦手です。^^;

私も先日「それで終わりかーい!」って映画を
飛行機の中で見てしまいました。
まぁ飛行機の中なんでいいんですけど。
いやでもあのもやっと感は損した気分です。
by luckystream (2013-01-30 19:09) 

うつぼ

獏さん、こんばんは。
多分、配役は誰がやっても私はイラット(V)o¥o(V)すると思います。
本当は途中でやめようと思いましたが、ここまで来たら意地で見てやる
と思って最後まで見ました。記事もかけたので時間返せというよりは
お得な気分です。(笑)
by うつぼ (2013-01-30 20:55) 

うつぼ

luckyさん、こんばんは。
確かにluckyさんもイラットしそう。(笑)
ある意味、女が嫌う女、かもしれません。
ま、映画も沢山ありますから中にはこういう波長の合わないものも
遭遇する機会があるんだなあ、と思うことにします。(^_^.)
by うつぼ (2013-01-30 20:59) 

lovin

Happy Go Lucky、っていうタイトルのTYOの曲があるので、
タイトル的には気になりますが、、
そうですか。笑ってばっかり?パー子?(笑)
ワタシも周りにいたら、イラッとするだろうな。。
by lovin (2013-02-02 09:18) 

うつぼ

lovin姐さん、こんにちは。
多分、lovin姐さんもイラットするはずです、こういう女性。。
まあ、世の中広いので、相性のいい人もいるとは思いますが、私は本当に
こういう人ってダメですねぇ。。 ってパー子。(笑)
by うつぼ (2013-02-02 10:32) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0