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NYで「How To Succeed in Business Without Really Trying」を観る [舞台・ミュージカル]

NY滞在3日目はダブルヘッダーの日。
1本目はダニエルラドクリフ主演でリバイバルされた作品です。

RIMG2623.JPGAl Hirscheld 劇場

RIMG2624.JPG「How To Succeed in Business Without Really Trying」

努力しないで出世する方法 [VHS]

努力しないで出世する方法 [VHS]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: VHS



1961年ミュージカルとして発表されて、1967年には映画化もされた作品。
1995年に続いてのリバイバルです。

ダニエル・ラドクリフ君はすでに降板していて、現在は、ニック・ジョナスというミュージシャンが
演じています。RIMG2627.JPGこの人
ちなみに、会社の社長役はRIMG2626.JPGボー・ブリッジズ。
ますます熊みたいな風貌になっています。

トイレは多くもなく少なくもなく、って感じで15個くらいの個室がありますが、
女性客が多くて大行列、おまけにあんまりきれいじゃなかった。(-.-)

用を済ませて感じよくないオバちゃん案内係に教えてもらった席に着席。


how to succeed in business without really trying.gif割引チケットで左寄りの席
私の周囲はお母さん2人に子供5人のグループが座っていたのですが、
私の2列目にお母さん2人、その後ろの席に子供2人、その後ろ(私の列)に3人、という配置。
当日の格安チケットで買ったんでしょうかね、普通はお母さんって後ろに座ると思うんですよ。
それがお母さん2人が一番前に座ってぺちゃくちゃしているから子供たちは開演前から好き放題。
見かねたお母さんの隣に座る中年カップルが母親2人に対して
「私たちの席を後ろの子供たちの席と交換しましょうか?」と申し出ると母親達、即答で拒否。
「でも、子供たちと並んだ方がいいんじゃないかしら」とカップルの女性が言うと
「子供たちの意見を聞くわ、みんなどうかしら?」と聞く母親達に子供たちは「NO!」。
そりゃそうだ、母親は子供たちと離れてみたいし、子供たちも親と離れてみたい、だろうし。

これが、終幕までずっといやーな感じになってしまうわけでございます。(V)o¥o(V)

15:05開演。主役のニック・ジョナスが登場すると場内から大歓声で始まった作品はこんな感じ。
(こちらはラドクリフ君のパフォーマンス)

(こちらは私が観たニック・ジョナス君のパフォーマンス)


「努力しないで出世する方法」という本を手に会社に入って正社員になって好きな女性も出来て
このまま順風満帆かと思ったら主人公のフィンチを妬む社長の甥の策略にかかって失墜、
さあどうするどうする、、でも最後はめでたし大団円、って話。

で、作品自体は面白くてニック・ジョナスの好演もあってなかなかよかったのですが、
耐えられなかったのが母子グループ7人。


もう最悪。(V)o¥o(V)


私の隣に座る女子(子供の中で一番大きくて小学校高学年くらい)が座席の上に敷いたクッションで
バウンドしたり思い切り背を伸ばしてて座高を上げたり、(後ろの人、迷惑だったろうな)
思い切り足を広げてワタシにぶつかっても謝らない、M&M'sをガサガサ音たてて食いまくり、
大声でしゃべる、ステージに合わせて体を揺すって歌う、とにかく態度が悪い。
それに耐えられなくなった前列のカップルが何度も「シーッツ」と注意したのですが全く効き目なし。
他の子たちもお菓子ぼりぼり食って騒ぎっぱなしだしさ。(V)o¥o(V)
おまけに、一幕終了間際に、隣の女子がいきなり立ち上がって外へ。。。

ねーちゃん、トイレか?

以前も、「The Producers」を見た時、開演30分で列のど真ん中からエクスキューズミーと言いながら
トイレに行った日本人ネエチャン
のことを思い出したよ。

一幕終了後、あまりの鑑賞態度の悪さに切れた周囲の観客たちで母親に抗議。
それでも母親達は謝るわけでもなく、子供たちに向かって
「このままちゃんと見ないで態度が悪かったら帰るから」というのみ。
母親のうち1人は子供たちを連れて外へ。叱っているかどうか分からないけど、
子供たちがいなくなった私の隣の床はプログラム、チケット、缶ジュース、M&M'sが落ちまくり。



お里が知れましてよ。



こんなことばが通じないバカ親子なんでしょうね。
母親一人がまだ座席に残っているのもお構いなしで、周囲の観客たちで文句のオンパレード。

「子供たちの態度がひどすぎる」

「こういう態度になるのは親が悪い」

「私の娘もニック・ジョナスが好きだから見に来たいのはわかるけど、
 ミュージカルっていうのは大人が観るもの。ちゃんと鑑賞できないなら連れてくるべきじゃない」

みんな言いたい放題。


私もそう思います。心の中でうんうんそうだ、とうなずいておりました。



で、二幕目、若干おとなしくなった子供たち(それは飽きたからだと思う)、
時折拍手もしていましたが、カーテンコールではヒューヒュー叫んでいたので、
おばちゃん、本気で叩(はた)
こうかと思いました。


こんなクソガキ、連れてくんじゃねーよ、バカ母。


本気で(V)o¥o(V)思いました。


彼らの帰った後は一幕にピーナツが追加され、お掃除係さんが目を覆いたくなるような惨状。
本当にひどかった。


と、作品よりもなんだか鑑賞態度の悪い親子にすっかり気を取られてしまった感あり、ですが、
作品は古典というか古い作品なので、起承転結がはっきりしていて見やすいです。
おバカな社長の甥、お局秘書、頭のねじが一本外れたような社長の愛人、などなど、
面白い登場人物がいろいろと交錯して話が展開していくのが面白く。

ニック・ジョナス君は人気あるらしいんですが、ちょっともさっとした感じでぴんときませんでした。
やっぱりラドクリフ君の時見て置けばよかったかな、なんて後悔。。。


劇場の席でどういう人と隣り合わせるかは先日の飛行機の一件と同じく運ですが、
今回はすっかり運の悪さで作品に集中できなかったのが残念、、、とはいえ、
作品自体は面白くて、もう一度見てもいいかな、と思った
「How To Succeed in Business Without Really Trying」でありました。

(つづく)



タグ:NY
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コメント 8

krause

これは大変でしたね。これは、頭を叩いてやりたくなりますね。
by krause (2012-05-24 12:43) 

rtfk

う~む 年齢制限では解決できない問題ですね。。。
劇場側に途中でつまみ出す権限は無いのでしょうか???
by rtfk (2012-05-24 14:32) 

hideyuki2007y

観劇のマナーなんてのは全く考慮されていない?日本の映画館で、前の席を蹴らないように、とか、映画を撮影しないで、とか面白おかしく注意してくれるイントロのビデオが好きです。でもそんなのあっても意味がなさそうですね。
by hideyuki2007y (2012-05-24 21:24) 

うつぼ

krauseさん、こんばんは。
アメリカで頭叩くと私がお縄になりそうなんでやめました(^_^.)が、
こういうマナーのない子どもとその親、、、海外でもいるんだなあ、と
思いました。。。昼の部だと子供が多いケースもあるのですが、
それにしてもビックリです。。。
by うつぼ (2012-05-24 22:33) 

うつぼ

rtfkさん、こんばんは。
年齢制限というのは日本と違ってあまり聞いたことがありませんが
作品ごとに内容とか大人向き、などの表記があるので、本当はそういうのを
見て親が判断すべきなのでしょうが、今回は主役のオニイチャンが
若い子に人気があるので子供にせがまれたんでしょうね。
って、その割に子供たちはあまり見てませんでしたが。(笑)
by うつぼ (2012-05-24 22:35) 

うつぼ

hideyuki2007yさん、こんばんは。
映画館のあれ、私も好きです。(笑)
とにかく今回は親に常識がなかったのが問題だと思います。
子供たちも親がもっと毅然とした態度で注意すれば違っていたと
思いたいのですが。。。
by うつぼ (2012-05-24 22:37) 

lovin

子連れのお客さんって、、
ライブでもたまにあるんですけど、、いろいろねえ。。
やっぱり親の常日頃のしつけとかが分かりますよね。
出演者も、そんなにやかましかったらイヤだろうし、
周りの人はほんと、迷惑ですよね。


by lovin (2012-05-26 11:21) 

うつぼ

lovin姐さん、こんばんは。
子連れ、、それがいけないことだとは思いませんが、大人の中に混じって
鑑賞するのですから、それなりの態度でちゃんと鑑賞させてほしいものです。
親が殆ど注意しないって、日本でも電車などで見かけることがありますが、
こういうなってない親を観ると叩きたくなりますねぇ。
by うつぼ (2012-05-27 20:54) 

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