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映画「フィリップ、きみを愛してる!」を観る [映画(は行)]

映画館で予告編を観て興味があった作品です。

フィリップ、きみを愛してる! [DVD]

フィリップ、きみを愛してる! [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD





あらすじはamazonさんより。

大事故で命を失いかけたIQ169のスティーブン(ジム・キャリー)は
詐欺師として暮らし始めるが、保険金詐欺で投獄された刑務所で、
心優しいフィリップ(ユアン・マクレガー)に運命の一目惚れ!!
この出会いが再び彼の人生を変えていく――。
フィリップを幸せにしたい一心で、詐欺を繰り返し、
念願の2人きりハッピーセレブ生活に突入するが、
それもつかの間、再び投獄され、2人は離ればなれに。
でも、どうしても“愛してる!”と伝えたい!!嘘にまみれた天才詐欺師スティーブンが
思いついた一世一代の大勝負とは――。
果たして彼の唯一本当の想いはフィリップに届くのか!? 2人の恋の結末は?!




ジム・キャリーの顔が個人的に苦手なもんで(^_^;)
彼の作品は今まで(多分一度も)みたことがないのですが、
今作はジム・キャリーが詐欺師臭ぷんぷんの主人公を演じるのにぴったりでした。




離婚した実母に養子に出されたスティーヴンは結婚し、子供にも恵まれ
警察官として働いていたのですが、警察で働くことを実母さがしに利用し、
やっと見つけた実母は実父と再婚、子供もいたことを知り、
その後警察官を辞職、引っ越して商売を始めるのですが、実はゲイ。


ジミーという恋人ができて、出費が嵩むようになったスティーヴンは、
保険金詐欺、クレジットカード詐欺などを繰り返し、ついに刑務所送りに。。
(警察官として働いていたときに刑務所がどんなところか知っていたスティーヴンは、
 刑務所送りを逃れようと大量の薬を服用し意識を失って病院に送られ、、
 ベッドで目が覚めたあと、捕まえられそうになったので走って逃げ、、、ビルの屋上へ。
 下のごみ置き場に降りようとしたのが、思い切りコンクリートの道路に落下し
 大けがして結局刑務所送りに。。。これも実話なんでしょうかね。(笑))

そこで知り合ったのがフィリップ・モリス。

エイズの友人を刑務所から出したいというフィリップに、
自分は弁護士だ、とウソをついて相談にのるスティーヴン、
その後フィリップは別棟送りになるものの、
手紙をやりとりしているうちに2人の心は通じ合い、
スティーヴンは裏から工作してフィリップと同じ棟に移動します。。
(そして燃え上がる2人(^_^;))

フィリップがうるさくて鬱陶しいと思っていた隣の房の男を、
スティーヴンは裏から手を回して暴行させて痛めつけますが、
その手引きをしたことを理由に他の場所へ連れていかれ、その後釈放されます。


愛するフィリップを釈放させる為、スティーヴンは書類を偽造し、フィリップは無事保釈。
幸せに2人で暮らすようになるのですが、スティーヴンは犯罪に手を染めていきます。
隣人の弁護を引き受け(弁護士のふりをして)、
大企業のCFOとしてもぐりこみ、会社の預金を別口座に移して利息を半分横取りし、
生活がどんどん派手になっていき。。。


そんな様子を訝る会社幹部の調査と告発によってスティーヴンは逮捕されます。
(捕まりたくないスティーヴンは
 糖尿病のフィリップが持っていたインシュリンをパトカーの中で注射しまくって 
 泡を吹いて気絶し病院に運ばれ、そこから脱走しようとしてまた逮捕されるという(笑))


脱獄を繰り返しては捕まり刑務所に戻されるスティーヴン、
やっと逃げ延びてフィリップのところに現れると、嘘つきとは会いたくないと言われてしまい。。
そんなところに警察が現れ、フィリップ名義の口座も横領に使われていた理由で
今度は2人とも捕まり刑務所へ。。。

別々の棟に移されると、スティーヴンがエイズで死が近いことを知らされるフィリップ。
電話越しに愛している、、、と言って涙したフィリップ、
その後スティーヴンの死を知らされ号泣。。。。


が、そこに現れたのが死んだはずのスティーヴン。


激痩せし、書類をすりかえてエイズ患者になりすまし、民間施設へと転々して、
4日間昏睡状態になって、更に移送されるところから逃げ出して
フィリップに会いにきたスティーヴンを最低だと詰るフィリップに、
「全ては君に会うために」というスティーヴンは、
その後フィリップの保釈を手引きして再び捕まり、終身刑を言い渡され
(当時のテキサス知事のジョージ・ブッシュだったみたい)、
23時間は監禁、1時間だけ外に出たりシャワーを浴びたり、、という生活を
未だに刑務所で送っています。。。




実話、だそうです。 

モデルになったのはスティーヴン・ラッセルさん。

(wikipediaにも載ってた)→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%AB

(お顔はこんな感じ)→ http://www.cinematoday.jp/page/N0023071




「愛してる!」と言う為に、様々な手を使う、、ありえないと思っていたら実話だし、
そこまで好きな人がいるというのは逆に羨ましかったりもしました。
自分だったら、そんなに好きでも罪を犯してまで会いにいかないだろうし。(ーー;)

ジム・キャリーの顔はやっぱり苦手だな、と思いつつ(^_^;)
フィリップを思うが故の無茶過ぎるほどのひたむきな姿勢に笑って呆れて感激して、、
モデルになったご本人が収監中というのはお気の毒としか言いようがありませんが、
見終わった後には何だかホンワカハッピーな気分になる作品でした。

ジム・キャリー、、ゲイの役が本当に似合います。(褒め言葉)

映画の本筋とは違うところでも笑ってしまったのですが、

小さい頃のスティーヴンが、友達と草むらに寝転がって空を見ていると
空に浮かぶ雲が男のナニに見えてしまった場面とか、

終身刑を言い渡されたとき裁判所の天井に描かれた雲を見上げて、、
思わずウィンナーを探している、、、ように見えた場面とか、

保釈されて働いていた惣菜売り場のカウンターに置かれたバスケットに入っていたパンが、
スティック状と丸いパンで、それがウマい具合にナニのように並べられている場面とか、

そういう下ネタ系の場面に思わず目が行って笑ってしまった私です。


犯罪者というとフツウだったら同情の余地無し、、と思うところですが、
こういう犯罪者だと見ていて笑ってしまうとういか、ちょっと応援したくなるというか
スティーヴンをどうにかフィリップと再会させたいわねぇ、と思ってしまうような
(まあ、スティーヴンに迷惑かけられた人々にしたらトンでもない話でしょうが)
実話に基づく「フィリップ、きみを愛してる!」でありました。


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rtfk

ユアン・マクレガーは大好きなのですが・・・(^m^)
実話とはいえビミョーなストーリーですね~ゲイが苦手なので
これはちょいと見ないかも。。。
by rtfk (2011-11-02 15:34) 

メガネヒヨコ

公開時面白そうだと思いつつ、見逃してそのまま忘れてました。
ぜひ見てみます。
しかしB'wayの制作者もこういう話好きですよね。
何年か後にミュージカル化されそう(笑)
by メガネヒヨコ (2011-11-03 19:35) 

lovin

これも、、ぜんぜん知らなかった映画どす。
もともと邦画志向だからかなあ。。
いかんですね。姐さん、紹介ありがとうございます!
by lovin (2011-11-03 23:20) 

うつぼ

rtfkさん、こんにちは。
ゲイ、、確かにチューしたりなんだりの場面もありますから、苦手な方に
勧めづらいのですが(^_^.)話自体はそれなりに心温まりますので
お店でつい見かけて手にとってしまった場合にはご覧ください。(笑)
by うつぼ (2011-11-06 11:05) 

うつぼ

メガネヒヨコさん、こんにちは。
確かにこれはブロードウェイ向きの作品ですね。
でも、いったいどういうメロディーの歌が合うのかしら。。
滅茶苦茶明るい仕立てにすればオッケーかな。(^_^)
by うつぼ (2011-11-06 11:06) 

うつぼ

lovin姐さん、こんにちは。
私も邦画を今まで避けてた感じだったのをlovin姐さんの記事で見るように
なってきましたので、食わず嫌いはいけないな、と思いました。
この作品は姐さんもきっと面白いとおもってくれると思います。ぜひ♪
by うつぼ (2011-11-06 11:08) 

bluebird

実話ですかー(驚)
そうかー。

ユアン・マクレガーはすきな俳優です^^
by bluebird (2011-11-06 16:16) 

うつぼ

bluebird姐さん、おはようございます。
こんな実話があるのもアメリカらしいですよねぇ。。
ジム・キャリーの顔がうっとうしいくらい濃いのですが、ぜひ!
by うつぼ (2011-11-07 06:49) 

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