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新春談笑ショー’11で「黄金餅」 [落語・お笑い]

談笑さんの

イラサリマケー

イラサリマケー

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 夢空間
  • 発売日: 2009/10/07
  • メディア: CD

イラサリマケー

にすっかりやられてしまった後(笑)に登場したのが

白鳥サン.jpg高田が生んだスター(^_^.)白鳥さん 
今回はかなりインパクトの強いお二方なので全く眠くなりません。(笑)


昼間から放送禁止の噺で目が覚めました!とイラサリマケーの感想を述べた後、
高田の友人で「岸田くん(岸川くんだったかな)」が談笑さんのファンで、
高田に帰ったときに岸田君の運転する車に乗ったら談笑さんのCDをかけてくれたんだけど
ピー」音だらけで、、、なんてことを言って場内を湧かせていました。
(注:実際のCDはリアルに全部聴けます)



なんてマクラの後の噺は「黄金餅」の超改作。

元々の「黄金餅」は前回談笑さんの落語会で聞いたので私も存じておりました。


(そのときの記事)→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2010-10-26


て、読んだらリンク貼った割に細かいこと書いてない。(汗)


(ぢゃ、wikipediaセンセイで)→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E9%87%91%E9%A4%85



「強欲な坊主・西念が貯めこんだ金をあんころ餅でくるんで食べて息絶えたのを見た
 長屋で隣に住む金兵衛が西念を燃やして腹から金だけいただこうとして、
 うまくいくのだが、、、という噺。」

です。


坊主の死体を半焼き状態にしたままお腹から金をとりだす件なんて、
聴いてるととても怖かったんです、談笑さんの時は。

でも、今回は白鳥さんですから怖くなるはずがありません。(笑)

白鳥さん、「今日は黄金餅という噺をやろうと思うんですが、この噺は・・・・・」と
wikipediaに書いてあるような内容を一通り話して、「・・という噺です。」と言ってから
ご自分の改作落語に入っていらっしゃいました。(^_^.)




舞台は昭和後半の池袋。 

びっくりガード近くのぼろアパートに住む金銀亭久蔵(キンギンテイキュウゾウ)は、
訳の分からない新作落語ばかり寄席でやった為、池袋演芸場から出入り止めを食らっている。

とはいえ、落語以外の仕事もなく貧乏から脱出できない。

隣の部屋に住むのは北朝鮮からやってきたバアサン。

憎まれ口を叩くがどこか憎めないこのバアサンが具合が悪いと1週間伏せってしまい、
心配した久蔵が見舞いに行くと、トック(韓国のお餅)が食べたいという。
バアサンがトック代をくれないので、久蔵はなけなしの金でトックを買ってバアサンに渡すと
一人で食べたいから出ていけ、といわれ、久蔵は自分の部屋に戻る。。。。

が、バアサンの様子が気になるので部屋に帰って壁にあけた穴から覗いてみると
(アグネスラムのポスターをはがして、、とか言っていたような気がするのですが記憶ボンヤリ)
バアサンは隠し持っていた純金の粒をトックにくるんで飲み込んでいた。。。
そして餅が喉につかえて苦しむバアサンの部屋に久蔵が行くと、
「私の死体を新潟港に運んでマンギョンボン号に乗せてくれ・・・・」と言い残して死んでしまった。

金を将軍様に捧げようとしたバアサンだったが、久蔵はそうはするものか、と
バアサンを焼いて腹の中から純金を取り出していただいてしまおう、と企む。
が、同じアパートに住む不法滞在者の中国人がそんな久蔵を覗き見していた。。。

一緒にバアサンの死体を運んで焼こう、焼く場所は不法滞在者の為の火葬場にしよう、と
久蔵と一緒に東武デパート搬入口から養老の滝厨房などなど
(池袋の西口から東口、、そして西口に戻ってくるのが聴いてておかしくて。。。)
ぐねぐねと迷路のような道を歩き進みながらバアサンの死体を運ぶと、見覚えのある舞台。。。 
そこは池袋演芸場だった。。。。

火葬場の管理人は久蔵に出入り止めを申し伝えた演芸場の番頭さん、
ショックを受ける久蔵だったが、不法滞在中国人が合言葉を唱えると舞台の先には通路が。
進んでいくと、つぶれてしまったイタリア料理店「ナポリの泉」の店内で
イタリアから取り寄せたという大きな石釜でバアサンを焼くことに。。。。

石釜に放り込まれたバアサン、いつしか金色のピザ状態で焼き上がり。(笑)


バアサンから金を取り出していただこうとする久蔵だったが、
「お前は子どものいない私にとって息子のような存在だった。
 私のようになっちゃいけない、お前は落語で頑張れ。」と番頭に諭され、
おまけに餞別(確か1000円くらい)を渡された久蔵、
「これで松屋の牛丼が3杯(4杯?)食べられる!」と喜んで火葬場を飛び出してしまう。

あ、金もらってない。。。。。

と後悔する久蔵だったが、自分には落語しかない、と心を改め、
このバアサンの噺を新作落語として寄席でかけて大好評!
この噺を「こがねもち」と名づけました。(子がいない番頭さんとバアサンのトック(餅)をかけて、笑)

めでたしめでたし。。。。

 

という噺になっていました。(^_^.)

 

売れない落語家の久蔵は、白鳥さんが自分の若い頃として描いているようにも見られたりして
ピザの石釜でバアサンを焼いちゃったり、火葬場に行くまでに唱える呪文があまりにおかしくて。

2つ呪文があったんですが、そのうち1つだけ。

「笑点の新メンバーは談笑!」

聴いた途端、びっくりしつつ笑ってしまいましたが、
あり得ないことを言うのが呪文だ、、、とあとで番頭さんが言うので、
そうだよね、、なんて妙に納得してしまいました。。。。


この後仲入りがあって、
後半は翁家勝丸さんという若い方による太神楽に少々ハラハラし、
談笑さんが登場して現代(昭和40年代くらい)に置き換えた「子別れ」でシンミリ。。。


とにかく前半は「イラサリマケー」と「黄金餅」で大爆笑、、
年の初めから笑うのはいいわね~、と改めて思った新春談笑ショー’11でありました。



RIMG0053.JPG 演目
(いつも写真撮らないのですが今回は周囲の人々につられて撮りました(^_^))



(おまけ)
終演後、談笑さんのサイン会がありました。
RIMG0054.JPG うつぼ賛江、と書いてもらいたかったのですが
さすがに言うことが出来ず、普通に苗字を書いてもらいました。。
前回も終演後にお客さんにご挨拶されていた談笑さんですが、
こういうファン思いの噺家さんの(寿輔師匠も含みます)落語会、足を運びたくなりますね。(^_^)


タグ:白鳥 黄金餅
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へろーめ

これ、ひょっとして「つるちゃん」に行った日?
誘ってくれたら、一緒に見に行ったのになぁ。

by へろーめ (2011-01-29 08:13) 

うつぼ

へろーめ兄さん、こんにちは。
そうですそうです、つるちゃんに行った日の話。
談笑さんは人気があるので早めに予定が分かればお誘いしたかも
しれませんが、兄さんはその代わり「みのかん」で素敵な昼酒を
なさっていましたよねぇ。。。
by うつぼ (2011-01-29 11:02) 

lovin

ああ、ほっぺたが痛くなるくらい大笑いしたい。。
最近ちょっと黒かったので。(笑)
明日ははな家さん関係の寄席(打ち上げだけかも)に行ってきます~。
by lovin (2011-01-29 13:04) 

bluebird

白鳥師匠in高田をスルーし続けているワタクシ・・
勿体無いかな・・・^^;
機会があったら、一度行って見ましょうかね。
by bluebird (2011-01-30 17:11) 

うつぼ

lovin姐さん、こんにちは。
談笑さんも白鳥さんも笑えますよ~。
モンモンしている時も笑うとなんだか気持ちも軽くなるので
姐さんもお笑いに是非是非~♪
by うつぼ (2011-01-30 18:08) 

うつぼ

bluebird姐さん、こんにちは。
見慣れてしまったのでしょうが、藤田君(笑)、いいですよ。
ネタ的に大当たりのときとそこそこの時がありますが、
是非高田で落語会の際は足をお運びくださいませ。(^_^)

by うつぼ (2011-01-30 18:11) 

cocoa051

このところ落語も聴いてなくて・・・。
最近は落語のネタにも韓国とか中国が・・・。
じっくり聴いてみたいです。
by cocoa051 (2011-02-03 02:16) 

うつぼ

cocoa051さん、こんばんは。
古典をそのままきちんと話す噺家さんがいる一方、こうやって
改作する噺家さんもいたりして、元を知っている分、2度楽しめる
のがいいですね。(^_^)
by うつぼ (2011-02-06 19:18) 

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