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NYで“ラ・カージュ・オ・フォール”を観る [舞台・ミュージカル]

昼間からワインを呑んで、ブルーマンを観て大コーフンした後、
夜の部では、お釜さん達に会いに行きました。

lacage3.jpg“La Cage Aux Folles”

wikipediaを観ると、タイトルはフランス語で「狂人の檻」って意味らしいのですが
物語の舞台となるオカマさんがショーを繰り広げるナイトクラブの名前です。

2005年のリバイバルでも観たのですが、
今回も筋肉ムキムキのお釜ダンサー観たさというか、音楽も素敵なので、、と
いうことで、チケット(でも割引)を購入しました。

お釜ダンサー、、舞台に立っている方が実生活でもそうかは分かりませんが、
昔、新宿歌舞伎町の「黒鳥の湖」でお釜さん(ニューハーフ)を観たときから
このテのものに惹かれてしまう自分がいたりします。。。

DSCF1102.JPGLONGACRE劇場ですが
DSCF1101.JPG向かいのWALTER KERR劇場では
キャサリン・ゼタ・ジョーンズが出演しているミュージカル、
“A Little Night Music”を公演中です。
これも観たかったのですが(メガネヒヨコさんは鑑賞されたんですよね)
滞在中に観られる本数に限りもあり、お釜さんと秤にかけてパスしました。(笑)

DSCF1103.JPG で、LONGACRE劇場の入口にはミラーボール
この時点でナイトクラブに入っていくかのような感覚にヒタレマス。。。

DSCF1104.JPG 主役のジョルジュを演じるKelsey Grammer 
DSCF1105.JPGもう一人の主役アルビンを演じるDouglas Hodge

お二方ともトニー賞の主演男優賞にノミネートされています。

DSCF1106.JPG このピンクのフワフワ羽、売店で売ってました(笑)

LONGACRE THEATRE.jpg今回はメザニン席でちょっと遠いのですが、
ブロードウェイの劇場は前後の席との間隔がかなり狭いのと
日本の劇場に比べて結構コンパクトなのでメザニン席からもちゃんと見えます。


で、演目が演目だからでしょうか、私の隣もゲイカポーでした。(^_^.)
始まる前から2人で楽しそうにしていましたが、
前にも後ろにもゲイカポーと思しき男性2人組の観客が多いのは
2005年のリバイバル時でも感じたことだったりして、
作品によって観客の構成(人種とか)変わるのもなかなか面白いですね。。。。


で、この作品もメガネヒヨコさんはご覧になっていて、
既に詳細で洞察力に富んだ素敵な記事を書いていらっしゃいます。


メガネヒヨコさんの記事→ http://blog.goo.ne.jp/megahiyo1414/e/45479e24afff4bbe7f786173db07c0e0


で、お話はというと、

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こちらの映画版と同じなので、映画版をご覧になった方はお分かりかと。(手抜き)

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これは未見ですが、これも舞台版を映画化した作品らしいです。


クラブ“La Cage Aux Folles”のオーナー、ジョルジュと
クラブの看板スターでジョルジュの恋人アルビン(芸名はザザ)、
20年もの間、共に過ごしてきたが、息子のジャン・ミシェルが結婚したいと言い出した。
(息子といっても2人の、ではなく、ジョルジュが一度だけ間違いを起こして出来ちゃった子)
相手は超保守派議員の娘。 
自宅に彼女とその両親を連れてくるというジャン・ミシェルに、
ジョルジュはアルビンの存在を隠し、当日は息子の実母を呼んで、
ごく普通の家庭を装おうと考えるが、それを知ったアルビンは深く傷ついてしまう。 
ジョルジュはアルビンにジャン・ミシェルのオジサンとして紹介するから、
男らしく振舞うように、とアルビンに男らしい所作を練習させる。

そして、当日。 
実母は急にこられなくなる上に、メイド(といっても男)のジェイコブが失敗ばかり。
そこでアルビンが女装して母親役をつとめようとするのだけれど。。。。。


なーんて話ですが、筋書きがわかっていても
愛しいジョルジュと、育てた大切な息子ジャン・ミシェルの為に、、、と
一生懸命尽くそうとするアルビンの健気な姿に涙。。。


前回のリバイバルから5年で再演、ですが、前回と違う点も結構ありました。
lacage2.jpg2005年の お釜ダンサー達

lacage6.jpg 今回は、お釜さんが6人に減りました
lacage5.jpg でも、なかなかにムキムキでようございます♪

ダンサーが少なくなった分、各々のキャラクターが分かり易いのは良いし、
筋肉質な人を選りすぐった感たっぷりなので観ていて目の保養になりました。(^^♪


因みに、ブロードウェイでの初演(1983年)時のオープニングの画像が見つかりました。
(トニー賞授賞式でのパフォーマンスです)

当時はお釜さんだけでなく、女性ダンサー(のように見えますが)もいてちょとビックリ。


で、今回のアルビンは、
lacage4.jpgDouglas Hodge(左)というお方で
lacage7.jpg2005年版のゲイリー・ビーチに比べると
かなりゴッツイ感じもするのですが、
オッサンから化粧して看板スター“ザザ”に変身する様子などは可愛らしいというか
元々が舞台俳優(シェークスピアとか)の方なので、
歌以外の場面でも非常に細かく観客のツボを刺激するような演技で魅入ってしまいました。

lacage1.jpg それにしてもゴッツイオジサンです。。。

因みに、2年前のロンドン公演でも同じ役柄を演じていたようで、
その時の画像がYoutubeにありました。

2005年のリバイバルも非常に好きだったのですが
(意外とあっさり公演が終わってしまい、サントラが出なかったのが今でも残念)
今回のリバイバルは劇場が少し小ぶりになったのと、ダンサーが厳選されたのと
最前列にはテーブル席(少々お高いようですが)が設定されていて
本当にナイトクラブで観ていているような気分になれたのと、
何より、愛するジョルジュの為に健気なアルビンの姿を
劇場で観ている観客全員が応援しているかのような雰囲気で
(笑ったり拍手したり、とにかく盛り上がりました♪)
見終わった後ほんわかした気分になれた
“La Cage Aux Folles”でありました。

(ミュージカル編 まだつづく)


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コメント 10

lovin

ピンクなネオン、好きな世界かも~。
しかし、昼も夜も。
パワフルです、姐さん!
by lovin (2010-06-13 16:38) 

うつぼ

lovin姐さん、こんばんは。
ピンクネオン、、作品によって劇場のデコレーションが
変わるとはいえ、これは作品を見る前からワクワク
しました。(^_^)
昼、夜公演がある日は見逃さない、、というか、滞在日数が
少ない分、貪欲になるのがミュージカルフリーク
(私の場合は名乗れるほどぢゃないけどね)
なのかもしれませんね。他でこんなこと味わえないし。
by うつぼ (2010-06-13 20:09) 

krause

うっかりしていると、女性に見えてしまいますね ^^。
by krause (2010-06-14 09:10) 

bluebird

ワタシも好きかも♪
by bluebird (2010-06-14 22:26) 

lucksun

すごい迫力(笑)。
筋肉フェチなので、ダンサーさんたちの体をじっくり鑑賞したいところです。
トニー賞、とりましたね。
by lucksun (2010-06-14 23:11) 

うつぼ

krauseさん、こんばんは。
中にはゲイの方もいらっしゃるかもしれませんが、
プロフィール写真を見ると普通の男性ダンサーです。
筋肉のつき方などはやはり女性と違いますね。(^_^;)

by うつぼ (2010-06-15 22:25) 

うつぼ

bluebird姐さん、こんばんは。
ね、好きでしょう~、こういうの。(^^)
生で見ると迫力あるし食いつきますよ。(笑)
by うつぼ (2010-06-15 22:26) 

うつぼ

lucksun姐さん、こんばんは。
ダンサーの数が多いほうがいいかと思ったのですが
今回は少数精鋭な感じで各々のダンサーに目が釘付けに
なりました。。トニー賞、このお釜お母さんが取ったのは
個人的にもうれしいです。(^^)
by うつぼ (2010-06-15 22:28) 

へろーめ

この記事を読んで20台の頃、仕事で行ったゲイバーのママに
「ねえ、あなた。ウチに来ない?」
って誘われたのを思いだしました。
「あなたみたいな人、ウケるのよねぇ」
が理由だったので断りましたが、
「ウチ、給料いいわよ!」
と言われた時に少しだけ悩んだのは内緒ですw
by へろーめ (2010-06-17 01:29) 

うつぼ

へろーめ兄さん、こんにちは。
確かに兄さんのようなお釜さんってお店にいると楽しいので
スカウトされたんでしょうね。(^^)
意外とお化粧似合いそうだし。。。。
by うつぼ (2010-06-19 10:49) 

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