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キエフ・バレエ団で「白鳥の湖」 [舞台・ミュージカル]

先々週の初めに白鳥サン.jpg この白鳥さんを観た週末、

今度はこっちの白鳥の湖.jpeg白鳥さんを観ました。


冗談じゃなくてホントに。(^_^.)



場所は東京国際フォーラムホールA。

バレエはお高いので普段行くことがないのですが、
会社のオジサンから「招待券あるけど行って来たら?」と頂戴し、
同僚と2人でラッキーラッキー♪と足を運びました。。。

DSCF7572.JPG キエフ・バレエ団のチャイコフスキーシリーズなんだって。

「くるみ割人形」「白鳥の湖」「眠りの森の美女」の三大傑作で日本ツアーを行っているそうで
招待券の指定日がDSCF7573.JPGたまたまこれだった次第。

招待券引換券に「満席の場合は入場をお断りする場合がございます」と書いてあって
焦って東京国際フォーラムに向かったのですが、バレエは長い為、開演が早く18時半。
勤務先から結構距離もあったのでホールに到着したのは18:20。
同僚とぜーぜーいいながら引換所に行くと「お二人様ですね」とアッサリ二枚くれました。

しかも一階席。。。 

なーんだ、焦らなくてもよかったじゃーん。

と言いながら中に入り(ここのホールってひたすらエスカレータで上に上がるのが面倒です)
着席すると一階席中央ブロックの左側でダンサーも何とか見えるかなという位置。

そして、周囲を見ると、招待券のスタンプが押印されたチケットを持つ人ばかり。。
招待客を収容(笑)するブロックのようです。。
一応S席なのでまともに買えば13000円もする席なのですが、
このくらいの位置の席だったらそんな大枚は払えないかな、、、と思いますた。。(^_^.)

白鳥サン.jpg で、二人会では三味線演奏による白鳥の湖を聴きましたが(笑)

今回はちゃんとオーケストラです。ワクワクです。(^^♪

18:35にはあの前奏曲の演奏が始まり幕開け。。。。



全部で三幕(本当は四幕みたいですが、1・2幕、3幕、4幕で幕間2回でした)で、

一幕: 王子ジークフリートは成人になったので、
     王様、王妃様にお祝いされ翌日の舞踏会で花嫁をとることに。。。
     まだそのような気になれない王子は湖に行き、素敵な娘オデットと出会う。
     悪魔ロットバルトの仕業で白鳥の姿に変えられたオデット、
     夜には人間の姿に戻れるが、まだ愛したことのない男性に愛を誓ってもらうと
     元の人間の姿に戻れると聴いた王子、翌日の舞踏会にやってくるように
     オデットに伝える。     

二幕: 王子の成人を祝う舞踏会。。。
     様々な国からジークフリートのお祝いにかけつけた人々に祝福されるが
     そこに現れたのはオデットにそっくりなオディール。(←悪魔の娘で黒鳥)
     悪魔ロットバルトの仕業でオデットに似せられたオディールに魅入った王子は
     オデットと思いオディールに愛を誓ってしまう。。。
     が、それが騙されていたことに気付いた王子はオデットに会いに湖へ。。。。


三幕: オデットへの愛の誓いを破り、オディールに愛の誓いを立ててしまった王子は
     オデットへ許しを乞う。。。
     そこに現れた悪魔ロットバルト、、、王子ジークフリートと戦い、破れるとともに、
     オデットは人間の姿に戻り二人結ばれめでたしめでたし。。。



従来であれば、ロットバルトは破れて消え去るもののオデットの呪いは解けず
王子とオデットは湖に身を投げ来世で結ばれる、、という結末が元々らしいのですが
(今年初めにみたレニングラードバレエ団の白鳥の湖はこんな感じだった記憶)
今回は2人結ばれてめでたしめでたしのハッピーエンドで、
バレエに慣れ親しんでいない素人の私と同僚には分かりやすい演出で
観ていて飽きませんでした。。。


結末などの演出については様々なご意見があるのはインターネットで観たのですが
私自身は納得しまして。。

で、今回はバレエ団のトップダンサーに次ぐ二番手くらいのダンサーが
オデットと王子を演じていたのですが、

ナタリヤ・マツァーク.jpeg オデット役のナタリヤ・マツァークはスタイルよく
二幕のオディール(黒鳥)の見せ場、32回のフェッテ(クルクル回るのね)では
軸もぶれずに非常にきれいでシャープな踊りに魅入らせられました。。。
他の場面でもぴんと伸びる長い足、ぶれずにピシッと決まるポーズ、、、と
観ていて清清しい気分になったくらいで。。。

DSCF7575.JPG 一番手のダンサーが左の方
なので、ナタリヤさんは二番手なんでしょうか。でもナゼに白黒写真?
写真上に書いてあるコピーが各人結構面白くて、
ナタリヤさんのは「華やかな美貌を誇る華麗な舞姫」との説明。すげー。


ただ、王子役が、
DSCF7574.JPG 一番右のデニスさんなのですが、
ちょっとモッサリした感じで。。。。

ヤン・ワーニャ.jpeg ロットバルト役のヤン・ワーニャさんの方が合ってたかも。

オデットがキレイすぎたために王子のモッサリ感が遠目でもちょっと気になりました。。


あとは、招待席のタダ観ばかりが周囲にいたせいか、
おばちゃんの囁きがしょっちゅう周囲に響きまくり。。。

「ほらほら、王子がさー、黒鳥に騙されちゃうのよー」

「群舞、意外とそろっててすごいわねー」

などなど。。。

分かるが最中は黙って観ていてほしいな。(^_^;)

 

 

とはいえ、

Swan―白鳥 (1) (秋田文庫)

Swan―白鳥 (1) (秋田文庫)

  • 作者: 有吉 京子
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 1995/09
  • メディア: 文庫

有吉京子先生の“SWAN”をリアルタイムで読んでいた世代としては
白鳥の湖ときくと何故かコーフンしてしまうようで、
細かいことはどうでもいいけれど、オデット!王子!オディール!ロットバルト!などと
同僚2人で妙に盛り上がった白鳥の湖でした。。。

年に一度はお手頃で観られるのなら行きたいですネ。。。。 (^^)


タグ:白鳥
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lucksun

バレエ公演は時間が長いので、
おそらく平日の夜は客が入りにくいのでしょうね。チケット高いし(笑)。
招待券をいただけたとは、ラッキーでしたね~^^
今回は、ハッピーエンドバージョンでしたか!
噂には聞いていましたが、いまだに観たことないです。
「SWAN」懐かしいですねえ。
高校生の時、古文の授業中に全巻読破したっけな……(笑)。
by lucksun (2009-12-03 00:34) 

うつぼ

lucksun姐さん、おはようございます。
前回観たレニングラードバレエが悲しく終わってしまったので
今回のハッピーエンドは素人にはホッとできました。(^^)
SWAN、姐さんも読んでたんですね!記事を書きながら久しぶりに
読みたくなりました。。。漫画喫茶に行こうかなあ、なんて。。。
by うつぼ (2009-12-03 06:51) 

ベアトラック

さすが!うつぼ姐さん、白鳥の「はしご」とは恐れ入谷の鬼子母神(笑)

やっぱり「鬼」の角(つの)無しは、変換できないですねぇ~(苦笑)

by ベアトラック (2009-12-03 08:31) 

snorita

ああー、最近バレエ見に行ってないな。
SWANももちろんですが、アラベスク(古)も、ダンシングジェネレーションも、バレエマンガはすべてはまったアタクシです。
レオンみたいなセクシー系はなかなかいないですよねえー
by snorita (2009-12-03 10:52) 

cocoa051

バレーとも縁遠くなりましたが、ゆっくりと観賞して見たいです。
ごぶさたつづきですみません。
by cocoa051 (2009-12-03 13:57) 

へろーめ

ソビエト時代のバレエ団は親族に太った人がいると入団できないとか
かなり厳しく選抜されたエリート揃いでしたねぇ。
プリマも良かったのですが、コールドバレエ(群舞)がすごかった。
最近、見てないのでどうでしょうかねぇ?

by へろーめ (2009-12-03 18:45) 

Krause

ロシアの音楽って、なんとなく日本人のメンタリティに合うような気がします。
by Krause (2009-12-04 04:13) 

うつぼ

ベアトラック兄さん、おはようございます。
白鳥のハシゴ、、、なかなかできないと思いますが今回は大満足でした!
でも、新潟の白鳥の方が私のツボにハマリマシタ!(^^)
兄さんも近所で見かけるだけじゃなくて一度落語聴いたらはまると
思いますよ~。
by うつぼ (2009-12-04 06:50) 

うつぼ

snorita姐さん、おはようございます。
たまにはゲージツでココロ穏やかになってほしーい。。。。
アラベスク、、知っていたけど未読です。でも、槇村さとる作品は読んでました。
久しぶりに一気読みしたくなってます。。。。
>レオンみたいなセクシー系はなかなかいないですよねえー
身近にいてほしいけど、レオンとかルシィとかいるわけないっすよ。(笑)

by うつぼ (2009-12-04 06:53) 

うつぼ

cocoa051さん、おはようございます。
ご旅行もされたり、で、お加減は少しよくなってきたのでしょうか。。。
でもでも、無理は禁物ですからマイペースでお願いしますね。(^^)
by うつぼ (2009-12-04 06:54) 

うつぼ

へろーめ兄さん、おはようございます。
このバレエ団、、群舞は少々ノンビリした雰囲気でした。。
でも、それが私のような素人にはちょうどよかったかも。。。(笑)
by うつぼ (2009-12-04 06:56) 

うつぼ

Krauseさん、おはようございます。
確かに、チャイコフスキーって明るいけれど暗い、、、、感じで
日本人の気質には合っているかもしれませんね。
私も舞台の踊りと音楽を十分楽しめました。(^^)
by うつぼ (2009-12-04 06:58) 

lovin

へ~~、バレエなんて生で見たことない!
見てみたいけど、
チケットくれそうな知り合いもいない。。。(笑)
by lovin (2009-12-04 09:25) 

うつぼ

lovin姐さん、こんにちは。
私もこの知り合いだけです。。チケットくれるなんて。。
ま、一人だけでもいるだけラッキーですねぇ。。(^^)
by うつぼ (2009-12-05 10:47) 

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