シンガポール旅行記０９～タイガービール編②～

「やはりブログに載せるには外観も」と邪念たっぷりに写真を撮っていたら
「どうぞ！」とスタッフのオネエサンに招き入れられ、タイガーライブの中へ。。。

　ULTIMATE＝究極の体験♪ワックワク♪

とはいえ、中に入るには木戸銭入場料が要りますのでお支払い。
大人はS$21(1300円）ですが、ツーリストクーポンで20%引していただきました。

スタッフのオネエサンに「タイガーライブって何？」とこの期に及んで質問してみると
「タイガービールの歴史をシアターで体験してもらうのよ！」と明るく答えてくれました。
で、私の後から日本人(20代半ばくらいの）男性５人組がやってきたのですが
（彼ら、その日の昼に海南チキンライスを食べた店で見かけた人達だったのでビックリ）
オネエサンに「タイガーライブを体験する？」と聞かれて
「あーあー、えーっと、アイ・ライク・オンリーショッピング」と答えてました。(^_^.)

てな訳で、タイガーライブ体験希望者は私のみ。

つまり「貸切」です。

オネエサンの名前は「アンヌ」ちゃん。
目がくりくりで可愛らしい黒髪（長い）女性です。

まずは入口で、
過去のキャンペーンガールの写真などの展示品を観ながら会社の歴史の説明。

そして、奥にある
　醸造タンクを見ながら説明
「ビールは何で出来てると思う？」というアンヌちゃんの質問に
「大麦、ホップ、水！」と答えると、「それからイーストもね！」とアンヌちゃん。
イーストってパンだけじゃないのか、そっか発酵させるから必要なのか、と妙に感心。(^_^.)

大麦はオーストラリア産、苦味を出すホップはドイツ産、
甘みを出すイーストと水はシンガポールのものを使用しているから
美味しいタイガービールが出来るの♪というアンヌちゃんの説明に、
「シンガポールって水の半分くらいはマレーシアから運んでるんじゃなかったっけ」とか
意地の悪いことを考えてしまったのですが、きっとシンガポールの水なのだ。そうなのだ。

と自分を納得させ、ビールの歴史をモニターで鑑賞。
因みに、右上画面が故障しているのか全く映りませんでしたが、ま、ご愛嬌で。（笑）
　昔々の紀元前3000年くらいの頃
エジプトでパンを湯に溶かして発酵させて呑んだのがビールの始まり。
（最近この説は違うという考えもあるようですが、ここでは上のような説明でした）
（違う説はこちらへ→　http://homepage2.nifty.com/beeroyaji/egypt.htm　）

その後、エジプトからあちこちにビールが広まり、
　ベルギーで修道士もビール作るようになり

東へ東へビールが伝わってアジアでもビールが作られるようになった、、、
という歴史を簡単にアニメで見た後、横の壁がガガガ－ッと上がり隣のシアターへ。

因みに、、、ツアーの雰囲気は
http://www.tigerlive.com.sg/index.php?p=40
ここをクリックしていただけると何となくご理解いただけるとは思いますが、
私の場合、一人ぼっちの見学だったので、こういうワイワイガヤガヤ感はございませんで。（笑)

ちょっとしたテーマパークみたいじゃん、とワクワク気分も高まりシアターに入ると、
　タイガービールが設立された経緯
蒸し暑い東南アジアでもビールが作れるように、とハイネケン（オランダ）と
アジア・パシフィック・ブリュワリーズが共同で設立したのがタイガービール。

更に壁がゴゴゴーッという音と共に上がって隣のシアターに通されると
設立当時の工場の様子が再現されています。
　箱詰めの様子（俳優が演じているのが映されます）
　缶詰めラインの様子
「親戚中が働いているし、産休も取れるし、タイガービールは素晴らしい会社だわ」
とか右のオバチャンが発言していました。

　当時のテレビなども展示されています

因みに、参加者の希望で画面などの音声の言語を選べるので
貸切状態の私はモチロン「日本語」を選びました。　
そんな訳で、アンヌちゃんの説明以外は全て日本語。　
大勢の人がツアーに参加していたら多分英語になってしまったでしょうから、
貸切でサビシイものの日本語音声なので内容は非常に分かり易くて有難いっす。(^^)

　ビールを研究するスタッフ達
南国でも美味しいビールが作れるようにと
タイガービールで開発されたのが「トロピカルラガーリング製法」で、この製法のお陰で
タイガービールは世界の数々のビールコンテストやオリンピックで優勝してるし、
ビール界のオスカーや、モンドセレクションを何度も受賞しているんだ！
と、画面の向こうから音声が流れてきました。。。

アンヌちゃんもしきりに入口での説明で
「ビール界のオリンピック」「ビール界のオスカー」と強調していたのですが、
モンドセレクションって応募した殆どが受賞するとか、どこかの雑誌で読んだ記憶。（笑）

で、次のシアターへ進むと３Ｄ用のプラスチックメガネを渡されました。

「タイガーライブのハイライトだからちゃんと見てね！」という
アンヌちゃんの声を聞きながら映像スタートです。。

（注：以下の画面は３Ｄ用なので元々がブレて見えます。私の手ぶれも多少ありますが。。。）

　オーストラリアの麦畑に蜂が飛んでます
ここで刈り取られた大麦（♂）が工場に運ばれてアゼンとします。

　で、♀の大麦と今後どうなるのか心配していると
　洗われて殻を取られて乾燥されて、、、
♀がいや～ん(^^)といいながら金色の糖分に変化していくのですが、
それだけでは美味しいビールになれないので、

　ホップ登場。
赤が♀、紫が♂の糖分になった大麦です。
真ん中に居る緑のホップ君３つがヒップホップのメロディに合わせて
♪ヘイ、ヨー♪といった感じで踊りながら糖分の♂♀と一緒になって旨味を増した後、

変な小部屋みたいなところに各々が連れていかれ（銀色のイケメン＆イケ女？に）
いや～ん♪ああ♪という声と共に“トロピカルラガーリング製法”で熟成され（笑）
一人前の“タイガービール”になって出荷されていく、、、というストーリーでした。
３Ｄメガネを見ていたので本当に飛び出てきそうに思えたり
実際風が吹いてきたりぐらぐら揺れたり、、、、と非常に楽しいシアターであっという間。

貸切シアターを楽しんだ後は、試飲です。(^・^)

　こんな巨大ビヤマグが飾ってある一角へ。

　金のタイガーを見たり
　昔のキャンペーンガールの衣装？を見たり
　モンドセレクション含めメダルを見て　過去のラベルの変遷なども見て
　この時計

シンガポール独立４０周年？の記念で作られたタイガービールのＣＭに
女優のジェシカ・アルバが出演して、
“What time is it? It's Tiger Time!”というセリフが流行ったというのですが、
Youtubeで探してもそれらしきものがなく、、、、
http://www.youtube.com/watch?v=Gi4jWhPJ-6M

↑でジェシカ・アルバが出ているのはあったのですが、そんなフレーズはなく。。

でも、なんでジェシカ･アルバなんでしょうか。。。。　ギャラが良かったとか。（笑）


試飲したバーカウンターの辺りは夜にクラブフロアに変身するらしく、オサレな雰囲気でした。
入場券の半券を持っていくと当日の夜は無料で入れるそうで、
「夜もこの半券で来たらいいわ！」と、アンナちゃんに言われたのですが
私にそんな気力も体力もある訳なくて、当日の夜に再訪することはございませどした。。

で、で、で、
　バーカウンターにはタイガービール♪

ここでタイガービールの試飲です。(^o^)／

担当のお兄さんが、最近の新製品アイスコールドビアについて説明してくれました。
キンキンに冷えた状態で提供されるビールなのですが、その秘密は、
ビールをサーブするマシンの白い縦長の部分↓で、
マイナス２度に冷やしてあるので(表面が凍ってました）
そこを通ることでビールが冷たくなって、キンキンに冷たいビールが楽しめるとのこと。

まずはデモンストレーションでお手本を見せてくれます。
　まずは冷え冷えのグラスを出して
　逆さにして水を入れてシャバシャバします
　斜めにしてビールを入れた後は
　立てて泡を入れます

と、ここで、「うつぼさんもやってみて！」とアンナちゃん。

入場料払ってるし、早速なので、とカウンター内に入り自分で注いで
　試飲♪　自分で入れると美味さ倍増っすねー(^o^)／

ただ、、、
私が呑むとき、アンナちゃんが“What Time is it?”　と聞いたので
つられて“Tiger Time!”と答えたのですが、このやりとりはツアーお約束のようです。（笑）

と、タイガーライブの入口でオンリーショッピングと言っていた日本男子５人組は
カウンターと隔たれたガラス越しに見えるテーブルでビールを呑んでいましたが
「なんであの人ビール注いでるの？」と言う顔で私を見ちょりました。　

ちょっとした優越感ですな。(笑）　　　入場料払った甲斐があったというものです。。。

キンキンに冷えたタイガービールは暑い気候にはピッタリというかなんというか、
とにかくスッキリとした喉越しでグビグビっとあっという間に呑んでしまいました。

と、「お代わりはS$5だけど呑む？」とアンナちゃん。

モチロンお代わりいただきました。。。 

いや～、その土地で呑むビールはトリワケウマイのぉ～。(^o^)／

と、ビールの歴史を垣間見て美味しいビールも呑めて満足のタイガーライブでありました。


（食べ歩き編につづく）



【おまけ】
帰りに地下鉄駅に行く途中のVIVO CITYで見かけたしゃぶしゃぶやさんにて。
　月曜日はサッポロナイト♪
一杯目は１ドル（６０円）。２杯目以降は５ドル(300円）。　安い！！！

タグ：シンガポール タイガービール

コメント 14

シンガポールのビールは、オーストラリアの大麦とドイツのホップ、オランダの技術で作られているとは、勉強になりました。
by Krause (2009-03-04 00:50) 

酒造メーカーは、こうした会社の歴史の説明や試飲のサービス
がありますね。
以前に白州のサントリーの工場に行きましたが、うつぼさんの
リポートされたタイガービールとおなじくウィスキーの成り立ちの
話や、試飲のサービスがありましたねぇ。
by cocoa051 (2009-03-04 09:46) 

タイガーライブ面白いですね！社会見学とか工場見学っぽいの大好きなんですよねー。貸し切りってちょっとさびしいですけど、日本語で聞けるのはラクですね。
キンキンに冷えたビールを自分で注いで飲めるっていうのも最後まで楽しめていいですね。
by satokot (2009-03-04 12:07) 

タイガーライブ・・・Ultimate Experience。。
海外モノ通販を彷彿とさせるような内容で、何だか面白そうだなぁ（笑）

モンドセレクションって、グッドデザインと並んで、（ウチにとっては）説得力が無い賞なんですけど・・・ま、いいか(^^;)
by うたに (2009-03-04 12:54) 

うつぼさん、ツアー独占状態だったのですね！これはオイシイ。ビールも堪能されて、最高な時間でしたね。

モンドセレクションって、殆ど入賞するんですか！ロッテチョコパイが、かなーり昔から「モンドセレクション金賞」ですが、それもあまり意味がないのかなあ。
by Bonheur (2009-03-04 20:09) 

いいなあ。私もアンナちゃんに案内してもらって、ビール注いでみたいです。貸し切り状態ってところが最高ですね。Tigersファンであることは間違いないです（野球の）。日本はやっぱりビール高いですよ。
by hideyuki2007y (2009-03-04 22:32) 

なんでもいいから、酒造メーカーの工場見学したい（笑）
やっぱりビールはキーンと冷えてて欲しいですよね！
ジョッキ凍らせたりしてくれるお店って、嬉しくなります。

やっと追いついたよー（笑）
更新ラッシュに＾＾
by bluebird (2009-03-04 23:44) 

Karuseさん、こんばんは。
日本のビールの原料ってどこだろう、と考えてしまいましたが、ホップは日本でも作っていたような記憶。（でも曖昧です）
Krauseさん縁の地オランダの技術がこういう南国で開花していたとは私もビックリでした。(^^)
by うつぼ (2009-03-05 23:18) 

cocoa051さん、こんばんは。
こういうお酒が出来る過程の見学は過去に北海道余市のニッカウィスキー、取手のキリンビールくらいですが、有料とはいえ今回のようなエンターテイメント系も楽しく学べて私には合っていたような。。。
ただ、試飲は一杯のみ無料で追加は有料というのがちょっと残念で。（笑）

by うつぼ (2009-03-05 23:21) 

satokotさん、こんばんは。
貸切一人ぼっちはやはり寂しかったものの、じっくり日本語で楽しめた分、
お得な気分でした。(^^)
おまけに冷えたビールまでついているのですからタマリマセン。(笑）
ちょっと入場料が高めですが、タイガービールのビアグラスもお土産にいただけるので、おススメスポットです♪
by うつぼ (2009-03-05 23:23) 

うたにさん、こんばんは。
こういうコピーは英語らしいなあ、と思いますが、他で体験したことがない演出で楽しめました。(^^)
モンドセレクションは、小さい頃ギンビスのお菓子の箱に（アスパラガスでしたっけ？）メダルのイラストが描いてあって、権威ある賞だと思っていたのですが、乱発されるのを見て最近はどうとも思わなくなりましたが、もらえるなら貰っておいたほうがいいかもしれませんね。(笑）
by うつぼ (2009-03-05 23:26) 

Bonheurさん、こんばんは。
ツアー独占状態は平日で時間帯も中途半端だったからかもしれませんね。お陰でガイドさんも独り占めして色々お話できて、おまけに美味しいビールまでいただけて有意義なひとときでございました。。(^^)
モンドセレクションについては、最近地方の日本酒などでも貰っているのがあったりして、一体一年に何点くらい受賞しているの？と思ったくらいでしたので、今回もビックリすることなく。(笑）
でも、ロッテチョコパイが金賞だというのは初めて知りました。(^_^;)
by うつぼ (2009-03-05 23:29) 

hideyuki2007yさん、こんばんは。
貸切状態がいつも体験できるかは不明ですが、ご家族でこじんまり見学されるくらいが一番楽しいかも。一対一というのは放っておいてほしくてもかまわれるのがちょっとメンドクサイのですが、今回は入場料以上にじっくり見学てきた気分です。
＞日本はやっぱりビール高いですよ
初めてシンガポールに行った頃はビール一缶400円くらいだった記憶なのですが、為替変動と日本のビール値上げで今はシンガポールが安く思えますね。
by うつぼ (2009-03-05 23:33) 

bluebird姐さん、こんばんは。
ムリに追いつかせてごめんちゃい。(^_^;)
旅先で酒ときくと居ても立ってもいられませんね。（笑）
蒸し暑くて汗かいたあとに呑む冷えたビールは特にウマイです。
ま、冬でも美味しいといえば美味しいのですが。。。。
by うつぼ (2009-03-05 23:35)