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インド映画「PARINEETA」を観る [映画(は行)]

先日の上海出張の帰り、JALの機内でインド映画「PARINEETA」を観る。 

2005年作品

JALの機内誌では「先行上映」と書いてあったので日本では未公開作品のようです。

話の舞台は1962年のカルカッタ(現コルカタ)。
裕福な家庭のシェカール(Saif Ali Khan)と


隣に住む幼馴染のロリータ(Vidya Balan)は、

子供の頃からどこに行くにも一緒の仲良しだったが、
思春期を迎え大人になると互いを意識し、いつか結婚するだろうと思うようになる。

 仲良し

ある日、ロリータの父グルチャラン(Achyut Potdar)が病に倒れて収入が途絶えた為、
シェカールの父で実業家のナヴィンチャンドラ(Sabyasachi Cakravarthy)から
自宅を担保に当座の生活資金を借りる。
すぐに借金を返そうと思っていたが、グルラチャンの病は治らず仕事を失ってしまう。
ナヴィンチャンドラは、借金を返せないならと、担保に入れていた家を差押さえてしまう。

(ナヴィンチャンドラ、、、結構陰湿なキャラクターで見ていてイライラします。)

更に、息子シェカールにはロリータとの仲を引き裂く為に、
自分の経営パートナーの大富豪の娘と見合いをさせるナヴィンチャンドラ。 

家をシェカールの父が奪おうとしていること、
シェカールが他の女性と結婚するかもしれないことを知ってショックを受けるロリータ、

そんな彼女を慰めたのが

 義理の姉の弟ギリッシュ(Sanjay Dutt)

イギリスで製鉄所をいくつも買収して財産を築き、一時帰国していたギリッシュは、
以前から好意を寄せていたロリータと家族を救おうと、グルチャランの借金を肩代わりし、
グルチャランの病を治す為、一家をイギリスへ移住させたい、と申し出る。

感謝するグルチャランは、有り難くギリッシュの申し出を受け入れ、
ナヴィンチャンドラに借金を返しに行く。驚くナヴィンチャンドラ。
既に差し押さえた家をホテルに改装しようと計画していたのが頓挫し、
経営パートナーから見放され、ナヴィンチャンドラの経営する会社が危なくなる。
会社を守る為、シェカールと大富豪の娘との縁談を勝手に進めるナヴィンチャンドラ、
その頃、ギリッシュはロリータに結婚してほしいと申し出ていた。。。

相思相愛のシェカールとロリータはこのまま離れ離れになってしまうのか。。。。。

という、日本なら昔の大映ドラマにできそうな古典的な話ですが、
最後の二人の行方には結末を想像していたとはいえドキドキ。

タイトルの「PARINEETA」は‘既婚者’の意味だそうで、
最後でこの言葉が重みを持って結末を左右する言葉として登場します。

インド映画といえば、今まで観た事があるのは、
ムトゥ 踊るマハラジャ

ムトゥ 踊るマハラジャ

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2003/06/18
  • メディア: DVD
と、「ラジュー出世する」の2本で、どちらもカースト制度が根底にある長時間映画ながら、
マサラムービーらしく話の内容はさておき歌って踊ってのなかなか楽しい映画でした。

この映画も、マサラムービーと呼ぶのかは分かりませんが、上の2本と同様に、
突然みんなが踊って歌いだしたり、
唐突に2人が船に乗って歌い出しちゃったり、
真面目な場面の筈なのに結構笑えます。
また、カルカッタの「ムーラン・ルージュ」の歌姫が登場したり、
シェカールが当時流行っていたエルビス・プレスリーを意識して歌ったり、など、
なかなか面白い場面が散りばめられています。

ロリータ役のVidya Balanも可愛いし、

意外と侮れない結構おススメなインド映画でありました。 


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