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「SIDEWAYS」を観る [映画(さ行)]

 DVDで映画「SIDEWAYS」を観る。

2004年アレクサンダー・ペイン監督作品

サンディエゴに住むマイルス(ポール・ジアマッティ)は、                                                                                                         2年前の離婚のショックから立ち直れない小説家志望の国語教師で、                                                                                            書き上げた小説が出版されるかどうか出版社から返事を待っている。                                                          学生時代の友人でテレビ・CM俳優のジャック(トーマス・ヘイデン・チャーチ)が                                               派手な女遊びの生活に終止符を打ち、1週間後に結婚するのを祝い、                                                                                     男2人で1週間ワインとゴルフを楽しむ旅に出る。

旅の初めこそワインを飲んで楽しむ2人だったが、

ワインおたくのマイルス(左)

段々厭きてきたジャック(右)

結婚する前に思い切り遊んでおこうと思うジャックは、                                                                                                          ワイナリーで出会ったステファニー(サンドラ・オー)と意気投合し、                                                               ゴルフを一緒にしようと約束したマイルスを放ったらかして、結婚を延期すると言い放ち、                                                                                                               ステファニーや彼女の家族とべったりの状態になってしまう。                                                                                                       一方、レストランで働くワイン好きのマヤ(ヴァージニア・マドセン)が気になるマイルスは、                                                                                                                                                                                                     未だ離婚の余韻を引きずったまま、マヤに対して一歩が踏み出せないでいる。

別れた元妻が再婚した話をジャックから聞かされたマイルスは大荒れし、                                                                                                                                                                                     それを心配したマヤがマイルスを慰め、2人が良い雰囲気になったところで、                                                        マイルスが何の気なしに口を滑らせたことから、                                                                                                                              ジャックが週末に結婚する話がマヤとステファニーに知られてしまう。

ステファニーは怒り泣きながらジャックを殴って鼻を折ってしまい、                                                                                             鼻を折られてギブス姿のジャック                                     マヤもマイルスの元を去っていく。                                                      

その後、2人は残りの旅程をワイナリーに出かけて過ごすが、                                                                                               懲りずに他の女と遊ぼうとレストランのウェイトレスを誘って致しているところを                                                        彼女のダンナに見つかって追いかけられるジャックに対し、                                                              自分の作品が出版されないと旅行先で知らされ落胆するマイルス。                            

旅行を終えサンディエゴに戻り結婚式を挙げる幸せそうなジャックを見たマイルスは                                                                                                                           再婚して幸せそうな元妻とも式場で再会し彼女が妊娠していることを知ると、                            自分だけが取り残されたような気分になって                                                                                                                 披露パーティに出ることなくその場を去っていくが。。。 

                                                                                  ポール・ジアマッティとトーマス・ヘイデン・チャーチの演技は言うまでもないのですが、                                                                                                         

サンドラ・オーの切れまくる演技もなかなか良く。

また、他には、映画の内容に全く関係ないのですが、                                                                                                                     ジャックが浮気するウェイトレスのダンナが「スッポンポン全裸状態」で                                                                                                                              ジャックとマイルスを路上で追いかけるシーンに全くぼかしがなく、                                                                             「あら、映倫さんったら」などと、そんな所に目が行ってしまう私でした。

監督のアレクサンダー・ペインは、

アバウト・シュミット

アバウト・シュミット

  • 出版社/メーカー: 日本ソフトサービス
  • 発売日: 2004/01/10
  • メディア: DVD

この作品の監督でもあるのですが、平凡男(ダメ男)を描くのが上手いと思います。

お疲れ気味の中年男マイルスとジャックが旅行する話の中で、                                                                                                                                                 己のついていない人生をワインにのめりこんで晴らそうとする消極的なマイルスと                                                                                                                                                                                                                                                                                     女好きで楽天的、能天気なジャックの対比に結構笑いながらも、                                                       何となく他人事じゃないなあ、と身につまされた気分になったりもして、                                                                                         2人の行動にイライラしたり笑ったりほろっとしたり、と 身近に感じながら、                  観終わった後に、自分もワインが飲みたくなるような作品でありました。 


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堀越ヨッシー

ども、はじめまして堀越ヨッシーと申します。「サイドウェイ」レンタルで見ました。公開時テレビCMではオシャレな感じで売っていましたが、実際見ると全然そんなことなくて(苦笑)、直接的なSEX描写があったり(ボカシがないシーンにはオイラもドキリとしました!)と、いい意味で意外性のある映画でした。
ポール・ジアマッティ、好きですね。彼とかフィリップ・シーモア・ホフマンとかクセのある俳優さんに惹かれます。
by 堀越ヨッシー (2006-05-30 06:58) 

うつぼ

堀越ヨッシーさん、はじめまして。コメント有難うございます。
確かに直接的な描写、何度かありましたね。(R指定はついているんでしょうか??)ポール・ジアマッティ出演作品を観たのは今作が初めてなのですが、フィリップ・シーモア・ホフマンも含めてこういう個性的な俳優の作品を観ると妙な親近感を感じます。というわけで、今作を観てポール・ジアマッティの他の作品も観たくなりました。何かお勧めはありますでしょうか?
by うつぼ (2006-05-30 21:48) 

まみりん

こんばんは~。
全く正反対の性格なのに、ああして一緒に旅ができるなんて、とってもうらやましいです。しかもおいしいワインを沢山飲んでるし。ほんと、ワインが飲みたくなる作品ですよね。しかも、笑えるし!!
ん~・・・R指定、ついてたような気がしますね。
TBさせてもらっちゃいます。
by まみりん (2006-05-30 23:51) 

まみりん

おはようございます。なんだかTB送れないみたいです。再度トライしてみます。ダブル・トリプルで送られちゃったらごめんなさい。
by まみりん (2006-05-31 08:12) 

堀越ヨッシー

ども。オイラもあんまり詳しくはないのですが..サミュエル・L・ジャクソンとケヴィン・スペイシーが共演した「交渉人」はけっこう面白いですよ。ポールは劇中で小悪党を演じていて、これまたイイ味を出してます。マイク・N・シャマランの新作「レディ・イン・ザ・ウォーター」では主演らしいですよ。
by 堀越ヨッシー (2006-05-31 13:38) 

うつぼ

まみりんさん、nice!&コメントありがとうございます。
正反対の性格の2人が旅行できるというのも、2人が若い頃にルームメイトとして知り合ったからなのかもしれませんね。自分だったらどうだろうな、と思ったのですが、私にはちょっと無理かもしれません。
ところで、トラックバックがつかないようですがか。「受け付ける」設定にしてあるのですが。。。
by うつぼ (2006-06-01 20:33) 

うつぼ

堀越ヨッシーさん、情報ありがとうございます。
「交渉人」で小悪党を演じるポール・ジアマッティ、興味津々です。
彼のようにどういう役柄でも演じられる個性的な俳優さんの作品を見比べるのは楽しいですね。
by うつぼ (2006-06-01 20:40) 

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