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バーミンガム出張記~ビール編~ [欧州の旅(その他)]

イギリスといえば、やっぱり「ビール」です。

ホテルのパブで飲んだのは、「Tetley's」。

   

1822年、Joshua Tetleyさんという人がLeeds(バーミンガムより少々北の都市)で                                                        創業したTetley's社(1998年にデンマークのカールスバーグ社に買収される)の                                                                                                            エール系ビール。 

エール系とは、サッカロマイセン・セルビシエという出芽酵母を使って                                                                                                                                    常温・短時間で発酵させるビールで、盛んに炭酸ガスが出て、                                                                                                                                   最終的には酵母が浮かび上面で層を作るので上面発酵と呼ばれるとか。 

アルコール4%弱、味はさっぱりしていながらコクと苦味が程よく飲み易いビール。

また、パブといえば、やっぱり「GUINNESS」。

定番です。

GUINNESSは、1756年Arthur Guinnessが創業した会社(Guinness&Co.)が、                                                                                                                                                       1759年以降、アイルランド/ダブリンのセント・ジェームス・ゲート醸造所で                                                                                                      作っている黒スタウト(ポーター)ビール。現在は、認可に基づいて世界各地で                                               生産されているとか。

ポーターとは、イギリスで誕生した上面発酵の濃色ビール。                                                                                                                          18世紀前半、ロンドンの下町に住む労働者階級の人々の間で、                                                                                                                 流行したダークカラーのブレンドビール。                                                                                                                                                 その後、各地の醸造家がポーターを作ろうとしたが水が合わず                                                                                                                                               (ロンドンの水は他の地域に比べて重炭酸塩が多い)、                                                                                                                                   アイランド/ダブリンだけが、ロンドン・ポーターの醸造に成功し、                                                                                      その後Guinness&Co.社が威信をかけて、ロンドンのポーターを凌ぐ                                                                             Guinnessを作り出したのだとか。

ドラフトギネスはアルコール4.2%(スタウトは6%くらいあるとか)、                                                                                                                        大麦の香ばしさとコクの深い味が堪らないGuinnessです。

    

町中の中華料理店や、郊外のパブで生ビールのピルス、と頼むと、                                                                           よく出てきたのが「Stella Artois」。                                     

 ベルギービールです。

Stella Artoisは、ベルギーの国民的ピルスナービール。                                                                                                                                 ベルギー国内でトップシェアを占め、世界80カ国以上で飲まれているとか。                                                      ピルスナーは、下面発酵のラガービールの1種で、                                                                                                                           チェコのピルゼン地方でうまれた淡色の下面発酵ビール。

Stella Artois(ステラ・アルトワ)が誕生したのは1926年、                                                                                         醸造所の井戸からくみ上げる清流の水を使い、最上級のサズ・ホップを使い                                                                    バーリー・モルトと希少なステラ・アルトワ・イーストを使用して作り上げられている。                                                                                                                                                                                                                                                                                                          アルコールは5.2%、すっきりした飲み口で、程よい苦味のあるビール。

 

また、中国料理の店で瓶ビールと注文すると必ず出てくるのは、                     

青島ビール。

青島ビール(青岛啤酒)は、1903年、中国の山東省青島の                                                                                                                         青岛啤酒股份有限公司(Tsingtao Brewery Company Limited)で                                                               製造が始まった中国で最も古いビール。

現在、青島ビールは世界50ヵ国以上で販売され、グローバル展開を行っており、                                                                                                                                 上海と香港の証券取引所に上場中。

これは、可もなく不可もなく安心して飲めるビールという感じ。

というわけで、ビール天国イギリスで、                                                                                                                                                                    何を飲んでも満足というビール事情でありました。 (続く)


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bone-shaker

ギネスとステラは私もイギリスでよく飲んでたので懐かしいです。ステラは最初てっきりイギリスのビールだと思い込んでたので、ベルギー産と知った時は驚きでしたよ。あと、日本ではギネスは一昔前だとアイリッシュパブやイングリッシュパブに行かないと飲めなかったのに、いつの間にかコンビニでも見かけるくらい手に入りやすくなっててこれもビックリしましたね。
by bone-shaker (2006-04-16 00:34) 

うつぼ

ステラですが、確かに私もイギリスのビールだと思って飲み始め、
ロゴマークのところをじっと見つめて「これ、ベルギービール?」と驚きました。
ベルギーというとヒュールガルテンのような濁り系を思い浮かべるのですが、
こういうすっきりしたビールもあるんですね。
日本でもベルギービールが飲めるパブが増えてますし、今度探してみようかなと思ってます。(お値段は高そうですが・・)
by うつぼ (2006-04-16 19:45) 

ikkoy

私はイギリスでは、ひたすらギネスのextra coldでした。それ以来、今でも、お気に入りは黒ビールになりました。
by ikkoy (2006-04-18 23:53) 

うつぼ

ikkoyさんはイギリスではひたすらギネスのextra coldだったのですか。
extra coldとは度数が高いギネスですか?
ギネスを最初に飲んだときは濃厚だなあ、と少々苦手な感じだったのですが、
飲み慣れると結構病みつきになりますよね。
by うつぼ (2006-04-19 22:21) 

何を飲んでも満足ですか!いいですねー。
みてるだけで楽しくなってきました。
by (2006-04-25 19:25) 

うつぼ

浦島太郎さん、本当にnice!&コメント有難うございます。
元々お酒が大好きで(一番好きなのは日本酒ですが)ビールも大好きなので
何を飲んでも楽しい状態です。
イギリスは地ビールが豊富というか場所場所によって地ビールが飲めるのが
楽しいですよ。
by うつぼ (2006-04-25 21:26) 

かっぱ

青島ビールは、あっさりして飲みやすいですね。中国人からすれば、まさに水でしょうか。
私は、ギネスが好き!
by かっぱ (2006-04-26 08:32) 

うつぼ

かっぱさん、はじめまして。コメント有難うございます。
確かに青島ビールはあっさりしていて飲みやすいですよね。
こってりした中国料理にはちょうどよいのかも。
私が一番飲んでいるのは買い易さもあるせいかキリンの一番搾りですが、
ギネスもお財布に余裕がある時には飲んでます。特に、パブでギネスを注文
してシャムロックを泡に描いてもらうと何だか嬉しくなって嬉しさ倍増なる気が
するのですが。。。
by うつぼ (2006-04-26 23:19) 

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